就職面接は子育てで決まる?
最近、大学職員をしている友人と話す機会がありました。
大学の事務といえば、自分が学生の時は、
履修届を出しに行った時にちょっと話すくらいで、
ほとんど記憶にも残っていないのですが、
今はずいぶんと様変わりしているみたいです。
学生の相談に乗るのが主な仕事になっているんだそうです。
特に多いのが就職に関すること。
何社面接を受けても全然採用にならず、
落ち込んでしまう学生や、
一体自分が何をやりたいのかがわからなくなってしまう学生など、
毎日、いろんな学生と向き合い、ひたすら話を聞いている、と言うのです。
その友人が、「今年、本を書こうかと思うんだよね」と言うので、
「それはいいね!なんて言う本?」と聞くと、
「『就職面接は子育てで決まる』にしようと思って」とのこと。
おおー!なるほど!!それは確かにそうだね!と、
その話題ですっかり盛り上がってしまいました。
学生の悩みの本当の原因は何か、と考えると、それは、
明らかに「自己承認力の弱さ」だと思います。
勉強でもスポーツでも、周囲と比較して自分の価値を測ろうとする、
そういう考え方がしっかりと身についてしまって、
自分で自分の価値を認めることができない学生が増えています。
そのために、面接の際にも、自分の考えを自信を持って話すことができない、
これが就職面接がうまくいかない学生に共通していることなのです。
生まれた時から幼児期までの子どもたちは、
「自分に自信がない」なんて言う子はいませんよね?
本能のままに、自分の欲求に素直に行動しますし、
自分のことも親やお友達のことも全力で愛しているのがわかります。
それが、徐々に「自分に自信がない」と言ってしまう状態になるとしたら、
これは、子どもたちが育つプロセスにその原因がある、
としか言いようがないのです。
きょうだいや友達と比較したり、
苦手なことを克服させるために頑張らせたり・・・
その気持ちもとてもわかります。
でも、できる限り、で構わないので、
子ども自身がもともと持っている能力を引き出すこと、
強みや得意を伸ばしてあげること、
そして、何よりも、一人一人の子どもが、
この世に存在しているだけで最高に素晴らしい!ということを、
言葉に出して伝えてあげてほしいのです。
今の1日1日が子どもたちの将来につながっている、そう考えながら、
私自身も、子どもとの日々を大切に過ごしていきたいと思います。
もし、子育てがうまくいかないな、と悩んでいたら、
気軽に相談してくださいね。
ご一緒に、子どもの能力を最大限に開花させる子育てを考えていきましょう!
首藤ひろえ
オフィスひびき代表。自己承認度を高める「ネイチャー理論」と
深く心を聴く「聴心力」で、どんな人でも自分らしく幸せな生き方
に導くコーチングを実践。夫と息子の3人家族。広尾町在住。
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