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◇ ◇ ◇ ◇ ◇

学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。

第30回目はあおいキッズランド(帯広)の坂本栄枝先生です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

Q.今日(取材日)はお誕生日の会で先生たちのピアノとギター演奏があり、子どもたちも鈴などで合奏をしていました。どうして音楽を積極的に保育に取り入れているのですか。

 私が音楽が好きで、元々は保育畑でなく音楽畑でずっとやってきたんです。三条高校に進学して合唱部に入部し、そこで合唱の魅力にのめり込みました。「ああ、自分がこんなに声を出せるんだ」「声を合わせて歌うってすごく楽しいことだし、ハモるって素敵な魅力だな」ってどんどん気づいたんです。

 音楽は元々大好きで、小さい頃からエレクトーンを習っていて、将来はエレクトーンの先生になりたいなと思っていました。だけど三条高校で合唱に出会い、歌の魅力と自分の声の可能性を引き出してくれた恩師に出会った事が一番大きく、歌を続けたいなと思うようになりました。

 進路については、福祉に興味があり、高校生の頃から老人ホームや障害のある方の施設の見学に歩いていました。何か自分が持っている音楽と福祉がつながる仕事はないかと考えたときに、音楽療法にたどり着きました。初めは音楽療法って何?と思い調べたら、心身の機能の維持や向上に向けた治療的役割として音楽を使うということを知り、「あーこれだ!」と。何か不思議な力に導かれるようにその世界に入っていきました。

Q.音楽療法はどこで学んだのですか。

 音楽療法の勉強ができる学校を調べたときに、ちょうど運良く札幌大谷大学の音楽学科に、音楽療法コースが新設される事が分かったんです。(資格認定ができるコースができると聞いて、もう)「ここに行きたい!」と思って進学を決めました。そして在学中の4年間、音楽療法を専攻する他、専門的にピアノや声楽、打楽器も少し学びました。

 就職については、大学に入学した当時は、高齢者福祉かなと思っていました。音楽療法コースでは、子ども、高齢者、成人の3つの大きな領域があり、そのすべての領域において実習を行います。そこで1年間障害のあるお子さんに音楽のプログラムでどういった変化があったかを見る実習があったんです。そこで「あ、最初はこうだったのにこんなことができるようになった」とか、音楽を通して自分との信頼関係を築けるようになったという変化もあって、これは子どもってとっても面白いなと思い、卒論を子ども分野で書くことにしました。そこで初めて子どもに関わっていこうと思いました。

 障害児の教育はとても奥深いなと思うようになり、教員免許も取りました。中高の音楽です。養護学校の実習にも行かせていただいた際は、とても面白かったです。いろいろな個性の子がいるのですが、音楽の時間になったときに、音が鳴った瞬間にこっちを見てくれたり、みんなで一緒に手をたたいてくれたり、足踏みをしてくれたり。音が鳴っただけで、そういう身体的な変化や笑顔が生まれたり、気持ちが明るくなったり楽しくなったりという、目に見える変化をすごく感じました。またそこで音楽の可能性、音楽が持っている力をとっても感じました。そしてこのように障害のある子ども達にこそもっともっと音楽が必要なんじゃないかと思うようになったんです。

Q.保育士になったのはどういうきっかけですか。

 障害児教育の現場に行きたいと思い、音楽療法士の試験を受けて、資格を持って帯広に帰ってきました。そして児童デイや児童発達支援を行っている療育施設に就職させてもらい、4年間現場で携わらせていただきました。

 保育の資格は持っていなかったのですが、現場で小さい子にも携わるうちに、もっと子どや乳幼児について勉強したいなと思うようになりました。自分が行う音楽療法の活動にも絶対に保育が関わってくると思い、勤務しながら自宅で勉強をし、保育士試験を受けて資格を取得しました。今度は保育士として小さい子たちに関わってみたいと思い、思い切って転職して、帯広葵学園にお世話になっています。今、勤務して3年目になります。

Q.あおいキッズランドではどのような取り組みをしていますか。

 あおいキッズランドは昨年の9月に開設しました。今年の9月で、開設して1年になります。私が音楽が大好きだと言うこともありますし、たまたま職員に音楽ができる人が多くて、「これはどんどん持ち味を出していくしかない」と思って、音楽を積極的に取り入れています。

 先月のお誕生の会で私がイタリア歌曲を独唱したんです(笑)。歌詞の意味とかは子どもたちは分からなくていい。本物に触れさせたいという気持ちが強くて。できる職員がいるのならば、コンサートホールに行かないと聴けないようなものをどんどん子どもたちに触れさせたいという願いです。子どもは「わあ……!」という感じで、何を歌ってるかは分からないけど、栄枝先生が歌ってる!みたいなびっくりしたような、圧倒されるような、引き込まれるような感じでした。

 そして子どもたちだけでなく、そこにいる職員のみなさんが喜んでくれたんです。給食のスタッフさんも聴いてくれて、とても喜んでくださって。子どもも職員も喜んでくれて、自分もうれしくて、そういう楽しいエネルギーっていうのはきっとみんなの心にとっても良い経験なのかなと思っています。

Q. 今日(取材日)も子どもたちはちゃんと合奏になっていました。小さい子どもにとって生の音楽に触れる経験はどういうものですか。

 ここの子どもたちは0歳、1歳、2歳と小さいので、特に赤ちゃんは耳が徐々にこれから形成されていくので、あまりすごく小さいうちからがんがんと音は必要ないのかもしれません。赤ちゃんにとってはお母さんの声が一番心地よい音だと思うんです。なのでわらべ歌を赤ちゃんにとっての最初の音楽ということで、声とリズムだけで音楽を伝えています。徐々に耳も発達してきたらピアノや楽器の音に触れてもらって、「歌うって楽しい」「奏でるって楽しい」「みんなで合わせるって楽しい」って思ってもらう。そういう気持ち、豊かな感性を育てていきたいです。

 ある楽器を極めるとかいうことはまだまだ先のことだけど、まずはそのとっかかりとして、「音楽ってとっても楽しいものなんだ」「歌うことって楽しい」と思ってもらえる、0、1、2歳のこの時期だからこその関わりができたらなと思っています。

 楽譜なんていらなくて、好きなように自分が感じたままに演奏できるというのは自己表現のツールでもあると思うんです。感じたまま、心のまま。

Q.日々の保育の中ではどのように音楽を使っているのですか。

 例えば、わらべ歌の中には遊び方やルールがあるものがあるんです。「なべなべそーこぬけ♪」も「そこがぬけたらかえりましょう」でクルってひっくり返るとか、お友達と息を合わせてとか、ねらいをもってわらべ歌あそびを行うことができます。
帯広葵学園入社1年目の時に、旭川で行われた2泊3日のわらべ歌研修に参加させて頂いたことがとても勉強になり、それ以来、わらべ歌を取り入れた保育を大切にしています。

 例えば、だれか1人を選ぶときなんかは、「どの子がよい子 この子がよい子♪じゃああなたね!」という感じでわらべ歌で連れてきたり、どの絵本を読むか選ぶというときとかも。こうやって音楽を少しずつ取り入れていくと、子どもたちは覚えるんです。そして家でもそれをやるそうです。そういう風になったら、一つこの子の中に自分たちが持っているものが入ったな、ちゃんと伝わってくれたと受け止めることができてとてもうれしいです。

 片付けるにしても、「はい、なになにしてね」と言うよりも、「おかたづけ~おかたづけ~さあさみなさんおかたづけ~」って歌い出すと、みんなそう動いて、歌に乗せて楽しく持っていってくれたりとか。やらされてる感でなく、音楽で自然と体が動くという場面はたくさんあると思います。

Q.これからの抱負ややってみたいことはありますか。

 職員のみんなが持っているものを私も見たいし、子どもたちにも聴かせてあげたいといつも思っています。子どもたちとは今日みたいな合わせて何か一つのもの、一つの演奏を作り上げるということをやっていきたいです。そしてそれをたくさんの人に見てもらえる機会があればなお嬉しいです。小さい子たちはその場にいるだけで可愛いらしくて見ている側も笑顔になるので、そういう可愛い姿を親御さんに見てもらいたいなと思います。入園式など来ていただけるときにそういう機会があればと考えています。0、1、2歳の子どもたちにとってどういう音楽が必要なのか、私ももっと勉強していきたいです。
 
 子どもたちと関わる中で、私自身がピアノを弾いたり、歌ったり、踊ったりすることが大好きなんだなって思い出させてもらえたなと感じています。大きくなるにつれて、どこか自分の内面を出すのは恥ずかしいとか、他人からどう思われるかを必要以上に気にしすぎて本来の自分の姿を忘れかけていくことがある。でも今は心の時代になった、個々の心にスポットが当たる時代になったと思います。自分たちが本当に好きなことをやっていいんだよって。それを教えるために、子どもたちは今、目の前に来てくれるんじゃないかなって感じます。自分だってみんなの前で歌っていいんだ、踊っていいんだ、認められていいんだと子どもを通して感じるんです。

 だから子どもたちにはとても感謝しているし、そして、あおいキッズランドを音楽で盛り上げていってほしいと言って下さった施設長にもとても感謝しています。それから、「自分の持ち味や強みを生かしてどんどん進め!」といつも励ましてくれる大切な家族にも感謝です。たくさん人のおかげ様で、今がとても充実しています。

 子どもたちは大人になって社会に調和して生きていくのですが、自分の心のことは忘れないでほしい。いまのあなたのあるがままの姿を忘れないでほしい。自分の好きなことをずっと好きでいてほしいと思います。職員もみんな自分が持っているものにスポットが当たっていい。子どもの良いところだけでなく、自分自身も同じだよって職員に伝え、みんなの良いところを発信していきたいです。

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スポット名 あおいキッズランド[WEBサイト]
住所 〒080-0016[帯広市]
帯広市西6条南16丁目
電話番号 0155-67ー1676
FAX番号
営業時間
定休日
駐車場 駐車場あり
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