【お知らせ】19日パパママワーク開講!~座談会「話引き出す『聞き上手』に」
パパママを対象としたワークショップ(WS)「プロが教える!子育てコーチング」(とかち子育て応援ラボ主催)が19日にスタートする。8月まで全5回のWSをリードする早川靖志さんと、保育士やサークル運営の経験豊かなママ2人に、子育ての場面で役に立つコミュニケーションについて語ってもらった。
(文・小林祐己、写真・金野和彦)
【2017年4月16日付十勝毎日新聞子育て面に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。
【写真説明】子育てのいろいろな場面で役に立つコミュニケーションについて話し合った鳥越さん、早川さん、上野さん(左から)
/自分と子ども どう合わせる/
早川さん 「コーチング」というが、難しく考えず「コミュニケーション」と置き換えてもらえれば。日常会話の中でのコミュニケーションのスキルを伝えていきたい。
上野さん 今回の講座は「目指せ本当の『聞き上手』」。子育てで「聞くこと」がとても大事というのはすごく共感できる。
お母さんが知りたいことって、子どもの話をどう冷静に聞けるか、自分と子どものスイッチの合わせ方なのかなと思う。保育士も1年目から、保育士にはなれない。子どもの言うことを全部聞き過ぎて、本当の支援、保育、子育てにならなかったりと葛藤していく。
お母さんも悩む人が多い。でも「聞き上手」になることで子どもたちを成長させられる。聞くことが上手になれば、相手が言っていることが何か、求めていることが何かを導ける。
鳥越さん 初めての子育てのとき、思うように子どもが動いてくれると母親も楽だし、子どもも良く育ってくれるんじゃないかと思っていた。でもそうじゃない。子どもが言いたいことと、親がしたいことは全然違ったりする。
例えば子どもが「僕は靴を履きたい」と言っても、親は「時間がないからママがやってあげる」とか。そうではなく、今は子どもの思いを聞き、違うところで急いだりと、私自身が変わった。
/気付きを得る楽しい場所に/
早川さん 聞き上手は自分が聞きたいことを聞き出すことではない。相手が話したいことを聞いてあげるのが本当の聞き上手。
鳥越さん 私は早川さんに話を聞いていただいてすごくスッキリしたので、私たちが周りのお母さんたちに聞き上手になると、きっとみんな心地よいんじゃないかなというところから「さんぽ」が始まった。
思いを引き出すだけでなく、早川さんは「じゃあどうしたらいいんだろうね」っていうところまで持っていってくれた。私は何をしたいんだろうって、自分に焦点を当てるようになった。以前は周りを見ていたが、今は自分の基準で処理できるようになった。
上野さん ママはすごく頑張る生き物。自分より相手のことを考えがち。でも自分のことが言えることも大事。聞くことで、話し上手、会話上手、コミュニケーション上手になる。
お母さんのモチベーションを保つためにも、みんなで集まってのワークショップはいいなと思う。みんな頑張っているから、聞いてほしいし、分かち合いたい。そのモチベーションが次の日からの子育てに役立つ。
早川さん WSって人前で話すのは苦手という人も多いけど、堅く考えず、楽しい場所って知ってほしい。その中で気付きを持って帰ってもらえたら。
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【参加者プロフィル】
早川靖志
音更町在住。米国CTI認定CPCC(コーチング資格)。2015年から応援ラボ「パパママワーク」コーチ。2女1男の父親
<鳥越静さん>
芽室町在住。育自サークル「さんぽ」を運営。原則、月1回、第3水曜日に同町東コミセンで活動。連絡はFacebookで
<上野美幸さん>
音更町在住。元保育士で、ヨシダホーム社長。とかち子育てフェス実行委員長、2016北海道男女平等参画チャレンジ賞を受賞。同町議
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/19日スタート 全5回/
■パパママワーク2017「プロが教える!子育てコーチング」
十勝毎日新聞社の地域協働プロジェクト「とかち子育て応援ラボ」の主催。
帯広市内の同社本社(東1南8ノ2)を会場に、毎回午前10時~正午に開催。
参加料1回1000円(菓子と飲み物代込み)。
1講座のみ、子供連れでも参加可。
定員は各回先着20人。
申し込みは十勝毎日新聞社お客様センター(0120・25・3999、午前10時~午後6時)へ。
講座の日程と内容は以下の通り。
(1)4月19日「コミュニケーションの本質とは」
(2)5月18日「子どもの話の聞き方」
(3)6月22日「子どものほめ方」
(4)7月20日「子どものしかり方」
(5)8月24日「子どもが自ら行動に移すコツ」
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