【十勝で湯ったり~緑に囲まれた温泉(5)】阿寒摩周国立公園 雌阿寒の恵み~野中温泉(足寄町)
【写真説明】内湯も源泉からこんこんと流れ込む
【足寄】市街から国道241号を阿寒湖温泉方面に向かい約40キロ、オンネトーと雌阿寒温泉を示す案内標識で右折。車で5分ほど走ると、雌阿寒温泉「山の宿 野中温泉」がある。開湯100年を超えてなお地域住民や温泉ファンらに愛され続けている秘湯だ。
1914年、初代の野中増次郎氏(故人)が創業。2代目の野中正造さん(故人)はギネスで世界最高齢男性に認定されたことでも有名だ。
泉質は含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉。弱酸性で神経痛やリウマチ、冷え性などによいとされている。男湯、女湯ともに内湯と露天があり、源泉掛け流しの湯に漬かりながら国立公園内の雄大な自然に触れることができる。
野中祐子代表は「十勝には近場にいい温泉がたくさんあるので、この機会に足を運んでいただけたら」と話す。(折原徹也)
日帰り入浴時間…5~9月は午前10時~午後7時(露天風呂は午前11時から)。10~4月は午前10時~午後6時。宿泊は各種プランあり。
料金…大人400円、小学生200円、2歳以上小学生未満100円
住所…足寄町茂足寄159
電話…0156・29・7321
【2020年07月31日付十勝毎日新聞に掲載】
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