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◇ ◇ ◇ ◇ ◇

学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。

今回はつつじヶ丘幼稚園(帯広)の内田桃子先生です。

※記事中の内容、名称、年齢等はすべて取材(掲載)当時のものです。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

Q.担任のクラスはどんな雰囲気ですか?

 年長のぞう組さんは男の子と女の子が14人ずつです。とにかく明るくて面白いことが好きで、お友達に優しくて思いやりのあるクラスです。年長さんなのでしゃべることも大人みたいにできて対等に話せるので私もみんなと一緒にいて楽しいですね。

Q.取材の日(6月末)もとってもフレンドリーでみんなこま回しを見せてくれました。

 できるようになったのがうれしくて、みんな見せたくて見せたくて(笑)。こまは年中さんのときに運動会の景品でもらったものをお道具箱に入れていて、「こま名人」といって3回回せるようになったらきらきらシールがもらえるということで去年だいぶ練習しました。

Q.4月から年長さんですが、コロナウイルスの影響はどうでしたか?

 2月の後半から休園という形で限定保育になり、4月に始園式をして5日間だけ通常登園してみんなで活動できたのですが、また休園になりました。今の形で再開したのは6月1日からです。だからまだ1カ月なんです。毎年クラス替えがあるのでやっと友だちの名前も覚えてきて友だち関係も広がりを見せているという時期です。

Q.お休みが長くて子供たちに何か変化などありましたか?

 大きく変わったなということはありませんが、背がやっぱりちょっと伸びたかなと(笑)。ただおうちではあまり出かけられなくて、おうちの中でゲームをしているとか、ユーチューブを見ていたとか、家でママやきょうだいと遊んだとか。年長さんはコロナ期間中に自転車を補助輪なしで乗れるように練習して、乗れるようになった子が何人もいました。園が始まったらみんな元気に来てくれました。

Q.幼稚園生活にはどんな影響がありますか?

 幼稚園全体の活動がなくなって、お誕生会も学年ごとにやることになりました。年長さんのお泊まり会もお泊まりがなくなって夜までになり、童謡まつりがなくなったり。夏にいつも7月の七夕のときに「つつじまつり」をやっていて、お母さんたちもPTAで準備してくれて、子供たちもとても楽しみにしていましたが、それも飲食を伴うので難しいねと中止になってしまったり。4月に年少さんを迎える対面式もなくなり、消防署や工場の見学も予定していたけれど延期になりました。この時期にいつも行うプールも2学期に延期になったりと、1学期の行事がほぼすべて延期になってしまって本当に残念です。

Q.みんなマスクを付けていますが毎日の生活はどうですか?

 マスクは外に行くときは、暑い日にかけていると熱中症になってしまったり苦しくなってしまったりして危ないのではずしています。園内では給食を食べるとき以外はずっと付けています。でも苦しかったり耳が痛くなったりするので嫌がる子もいます。大人でも苦しいのでかわいそうですが、頑張って付けてくれています。手洗い、うがいも今まで以上に念入りにして、バスに乗るときも乗車前と後にアルコールスプレーで手の消毒をしています。

 使ったおもちゃも毎日消毒をしていて、塗り絵やお絵かきや折り紙、すごろくなんかも本当は遊びたいのですが、今は消毒できるおもちゃだけにして、使用禁止にして出していません。代わりに、天気が良い日は外に行って遊んでいます。

Q.そんな中、先生たちで考えたイベントがあると聞きました。

 本当は1日幼稚園に泊まって、おうちの人と離れて泊まれたねっていう自信を付ける行事だったお泊まり会ができなくなってしまい、つつじまつりも中止になってしまったので、「何か楽しいことを」と企画しました。「スペシャル★サマーフェスティバル」といって、水遊びをしたり、先生たちに手伝ってもらってお祭りの縁日みたいなものを出したり、おやつにアイスを食べたり。

 いろいろ楽しいことを詰め込みすぎている位なんですが、本当だったらお泊まり会はバスやJRに乗って遠くの公園に行ったりするのですが、こういう状況なので、園の中でできるだけ楽しい、年長さんだけの特別な1日に、思い出に残るような行事にできたらいいなと計画しています。終園式の次の日、夏休み初日の7月22日に予定しています。夜に花火もするので子供たちもワクワクして、先生が「どんなのしたい」って聞くと、「こんなのしたい、あんなのしたい」とワーって意見を言って、みんなとても楽しみにしています。

Q.年長さんは園最後の年ですがどんな風にすごしてほしいですか?
 
 やはり小学校に行く前の1年なので、学校で困らないように自分の気持ちを伝えられたり、いろいろな友だちと関わることができる力も付けてほしいなと思うのですが、卒園してしまうと小学校はみんなバラバラなので、一番はみんなで楽しく、思い出を作って卒園してもらいたいです。

Q.先生はどうして幼稚園の先生になろうと思ったのですか?

 生まれは清水町で、清水の幼稚園に通っていて、そのときから幼稚園の先生になりたいなと思いました。小学校、中学校に行って自分が体を動かすのがすごく好きで、体育の先生になりたいなという夢も途中で出てきました。高校の進路を考えるときに、体育の先生か幼稚園の先生かどうしようかなと悩みましたが、やっぱり小さいこと関わるのが好きだなと思い、幼稚園の先生に決めました。十勝からも離れたくないなと思って、私の入る1年前からちょうど帯広大谷短大で幼稚園の先生と保育士の資格を両方取れるようになったので、大谷短大に通いました。

 短大に通っているときに、何かの機会で幼稚園時代の文集が出てきました。それを見たら自分の夢が「幼稚園の先生」で、「あっ!夢を叶えている」って思いました。でもそのとき小さかったので「ようちえん」が書けてなくて、「ようちんのせんせい」って書いていて(笑)。幼稚園でもこの先生が好きというのは特別はなかったのですが、幼稚園がすごく楽しかったという記憶がすごくあって。幼稚園が楽しかったから幼稚園の先生になりたいと思ったんだと思います。あと子供のときから小さい子と遊ぶのがすごく好きで、いとこに小さい子がいたので、よく一緒におばあちゃんの家に行ったりとか、とにかく子供に関わるのが好きでした。

Q.あこがれの先生になって仕事はどうですか?

楽しいですね。短大を出てすぐに葵学園に就職して、つつじヶ丘幼稚園に勤務して5年目ですが、毎日飽きないですね(笑)。子供と同じような流れで毎日生活しているんですが、1日1日子供の様子が違ったり、言うことも違ったり、一緒にいて面白いんです。年少さんは年少さん、学年ごとに面白さが違って。私は今の学年を年少から持ち上がりでずっと見ていて、思い入れも深いです。

 この仕事は自分が子供と一緒にいて楽しいのと、子供たちの成長を見守っていけるのがいいところです。お母さんたちと一緒に「こんなことできるようになったね」とか「前食べられなかったものが食べられるようになったね」とか、小さな成長もありますが、それを見られるのはうれしいですね。

 子供たちは幼稚園の3年間ですごく成長するんです。ずっとこの仕事に携わっていたいなと思っています。ずっと幼稚園や保育所の先生でこういう仕事をしていけたらいいなと思います。


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