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親子関係だけでなく、
夫婦や同僚、友人など
付き合いが長くなってくると
無意識に
“察するチカラ”が働いてきますよね。

ここでの察するチカラとは、
相手の人の行動を見て
何を伝えたいのかを感じとるチカラのことです。

この察するチカラは
コミュニケーションを円滑に進める上では
非常に役立つのですが
子どもに対しては
“伝えるチカラ”抑えてしまうこともあるようですよ。

そこで大切なのは
“察さないこと”なのかもしれませんね。

例えば、
「お母さん、お茶」
と言われたら
ついつい冷蔵庫からお茶を出してしまっていませんか?

ここではお茶がほしいとわかっていても
『お茶がどうしたの?』
と最後まで伝えてもらう工夫が必要だと
私は思います。

私の運営する放課後支援施設ことのでも
じーっとお庭を見ている子に
『お庭行きたいんだね』
とこちらからアクションを起こしてしまいがちです。

ここでじっと待ち、
「お庭で遊びたい」
と伝えてくれるまで待つこと、
もしくわそう伝えられるように引き出すことが
子どもの成長に繋がるんだと
頭では解っているものの
無意識に察して行動してしまっているので
『我慢』の練習中です。

小川 洋輝(おがわ・ひろき)
青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。

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