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十勝毎日新聞子育て面(毎週日曜)から、ママ、パパの生の声を伝える特集記事「ニコのびクラブ」をご紹介します!

もうすぐ小学校の入学式。
卒園式で流した感動の涙も乾かぬうちに、
親たちは通学や勉強などの心配をしなければならない。
今回は先輩パパやママたちから、
わが子の入学時に何が一番心配だったのか、
そして、どう乗り切ったのかを聞いた。

(子どもは新年度からの新しい学年を明記)

(ニコのび取材班)
【2016年4月3日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。


/ハラハラ通学、こっそり追跡/

 多かったのは通学時の心配。
幼稚園の場合はバスのケースもあるが、
保育園(所)では保護者の送迎が基本で、
子どもたちだけでの通学となるからだ。

小学5年と3年の女児を持つ主婦のAさん(48)=帯広=は
「全国的にはいろいろな事件もあるし、本当に1人で通学できるのか心配だった」
と当時を振り返る。
当初は子どもに気づかれないよう、
後ろをついて行ったこともあった。
【写真説明】多くの親が心配する登下校。入学前に通学路の確認を入念に行う親子は多い(本文とは関係ありません)

 小学6年、4年の娘を持つパパで公務員のBさん(38)=士幌=も、
登下校時が一番の心配だった。
自宅から学校まで1キロ程度、
知らない人に声をかけられたりしないか、
寄り道しないで帰ることができるのか-
あれこれ考えたという。

 特に長女は入学後1週間、
近所の知人の子どもと一緒に通学してもらい、
徐々に不安は薄れた。
「今考えると心配のレベルがかわいい。むしろこれからの方が大変。反抗期などで徐々に父親嫌いになっていくのでは」
と話す。


 一方、Bさんの妻(37)は、
娘たちが新たな環境でしっかりやっていけるのか心配だった。
「入学する2、3カ月前から保育所に行く際には次の日に着る服やタオル、弁当箱を自分で用意させるなど、身支度を徹底させながら小学生になる自覚を徐々に持たせた」
という。

/ボランティア参加で学校理解 行動範囲「話し合った」/

 放課後の過ごし方を挙げるママも。
小学4年と、ちょうど1年になる娘を持つCさん(40)=芽室=は、
自転車を乗り回すようになった長女の行動範囲が入学前より格段に広がったことに驚いた。
ある日、自転車から落ちて転んだ際、
車と接触しそうになったと聞き、冷や汗が出た。
「やみくもにダメといっても子どもには響かない。なぜ行ってはダメなのか、どこまでならよいのか、その都度、何度も話し合うことを心がけている」
と語った。

 中学1年から小学4年まで3人の子を持つDさん(42)=音更=は
「保育所時代に比べて、お迎えがなく学校に足を運ぶ機会が減る分、学校の様子が分からなくなったのが不安だった」と強調。
学校のボランティアなどに積極的に参加することで雰囲気が分かり、
不安は解消された。

 前出のAさんも
「小学校の先生は1人で多くの児童を見なければならない。何となく“大変感”が伝わり相談しにくかったが、実際はそんなことはなく、相談すると、親身に話を聞いてくれた」
と話していた。

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