自分は何に向いているのか、って?
ネイチャー理論で、 一人一人の持ち味・強みを解説したり、 悩み相談にのったりしていると、 よく聞かれるのが、 「私には、どんな仕事が向いているんでしょうか?」 という質問です。 これは結構困ります(苦笑)。 確かに、持っている資質によって、 うまくいきやすい仕事と、そうでない仕事、というのは、 多少、傾向としてあるとは思います。 でも、それより大事なのは、 「何をやりたいか」なんですよね。 やればとても上手にできて褒められるけど、 その仕事や活動が「好きではない」ってこと、 経験したことないですか? 人はなかなか複雑なもので、 「得意」と「好き」が完全一致していることばかりではない、 いろんな人と出会ってきていつも感じていることです。 今でも笑い話にしているのが、 役所勤めをしていた頃の私の話。 私、「議会答弁」を書くのがすごく上手だったんです。 それにはいくつか理由があるのですが、 とにかく、あの四角四面で、 一見、きっちり話してそうで、 でも、じっくり聞いてみるとかなり曖昧で、 かつ、読んだ時にリズムが良くて読みやすい文章。 議会の場で答弁される上司からは 「読みやすくて助かるよ」といつも言ってもらってました。 でも、それ、ぜーんぜん嬉しくなかった!(笑) だって、全然好きじゃない仕事だったから。 人はどうしても「うまくできること」を 仕事にしようと思ってしまいがちです。 でも、あまりお勧めできないなと今は思っています。 なので、「何が向いていますか?」って聞かれたら、 「何がやりたいですか?」って、逆に質問します。 そして、やりたいことをお聞きしたら、 「あなたのタイプの方がそれをやるとしたら、 こんな風に取り組むとうまくいきますよ」 と、こんなアドバイスをしています。 多くのお父さんお母さんは、 「子どもには、思い通りの人生を歩んでほしい」 と言う一方で、 何か、子どもが「これをやりたい」と言ったとき、 「そんな仕事大変だよ!」とか 「もっと安定した仕事にしなさい」 なんてことを言ってしまったりするものですよね。 そう、もし、「向いているもの」があるとしたら、 唯一言えることは、 「自分が好きでやりたいもの」なのかもしれません。 好きで好きで仕方なかったら、 周囲に止められてもやり続けてしまいます。 そして、気づいたらその道のスペシャリストになっている、 それが理想だなあ、と思うのです。 ■LINE@始めました!お友達追加お待ちしています! https://line.me/R/ti/p/%40wam2828y ■ネイチャー理論マスターコーチ 首藤 ひろえ Facebook https://www.facebook.com/hiroecchi ■一人一人が本来持つ能力特性を知る「ネイチャー理論」 https://naturetheory.jimdo.com/ ■ありのままの自分を知り、受け入れて、自分を好きになろう! オフィスひびきのWebサイト