【子育てを考える⑭】親の学習~立ち止まることも重要
親になったら、自分のことは差し置いて、子どものことだけに全力投球する人がいます。一方、親になっても、子どものことなど放っておいて、自分が遊ぶことに集中している人もいます。どちらもダメです。どちらのタイプの親も子どもを自立させないからです。
子育てには、正解がありません。何より大事なことは、自分の子育てについて「これでいいのかな?」と立ち止まることです。男親と女親では考え方が異なることもたくさん出てきます。そのときは、二人で話し合い、折り合いを付けて前に進むのがベストです。
一人で子育てしている親であれば、決して一人で抱えないで、自分の親や近所の人たちとの交流の中で、前に進むヒントをもらうのがいいでしょう。
それらの全てが貴重な学習となって、自分自身が成長していくことになります。
人の成長とは、子どもの時期のことだけではありません。大人も一人の人間として成長し続けています。自分の仕事や趣味、PTA活動や奉仕活動なども立派な学習です。そして、子育ても私たちを人として高めてくれるすてきな学習です。
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2019年に十勝毎日新聞で連載した上士幌町教育委員会の笹木卓三教育専門員による寄稿企画「子育てを考える」(全15回)です。
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