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 コロナ禍で社会に不安が広がる中、子どもたちに笑顔を届け、飲食店なども支援しようと、母子家庭や支援の必要な家庭に無料でお弁当を届けるプロジェクトが始まる。寄付者が購入した食事をボランティアが家庭に届ける仕組みで、30日に第1回の配布を予定している。寄付する個人・企業を募集している。
【2021年1月13日付十勝毎日新聞に掲載】


【写真説明】子どもたちにお弁当を届けるプロジェクトを始める長岡さん(中央)ら

 コロナ禍で社会に不安が広がる中、子どもたちに笑顔を届け、飲食店なども支援しようと、母子家庭や支援の必要な家庭に無料でお弁当を届けるプロジェクトが始まる。寄付者が購入した食事をボランティアが家庭に届ける仕組みで、30日に第1回の配布を予定している。寄付する個人・企業を募集している。

 帯広市内の一般社団法人とかち子育て支援センター(長岡行子代表理事)などが行う「年の数だけプロジェクト」。寄付する人は目安として「年の数」の弁当などを支援したい飲食店などから購入し、同センターが家庭に配布する。

 同様のプロジェクトは札幌で行われており、「帯広でも笑顔を届けたい」と企画。30日の配布分はすでに管内の2社が「トカチイッシンファーム」と「ラーメンKiRiちゃん」の食事計100食分の寄付を決めている。配布先は親のいない子どもや母子家庭、発達障害支援のデイサービスなどを予定している。

 同センターなどは今後も隔月ペースで実施を予定しており、30日も含めて寄付してくれる人や企業を募集している。寄付するものは弁当に限らず、日用品や雑貨などでもよい。数量も自由。企業の場合、自社製品をPRとして提供するのも可。

 弁当の配達時には、保護者ら対象にアンケートを実施し、困り事を聞き取り、行政への橋渡しなども行いたい考え。長岡さんは「子どもの笑顔につながり、ママがホッとして、飲食店も助かる。コロナ禍で『何かをしたい』という声は多いので息長く支援を続けていきたい」と話している。

 取り組みに加わるエイムカンパニーの山本和輝取締役飲食事業部長は「コロナ禍で何かをしたいという思いがある。これをきっかけに笑顔が広がってくれれば」と話している。

 プロジェクトの問い合わせは同センター(0155・38・3558)へ。

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