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 子育てサークル「インファント」が4月から名称を「親の力をはぐくむ会インファント」に改め、活動内容やホームページも刷新した。自閉スペクトラム症の長男を育てながら2003年から活動を続けてきた奥村仲恵代表(45)は、「子どもが育つ環境を整えるには、親自身が力をつけることが必要という思いを強くしてきた」と話し、悩みの共有だけでなく、親も子も成長することを目指した活動も積極化する。
(奥野秀康)
【2018年4月10日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。



【写真説明】4月から「親の力をはぐくむ会インファント」を主宰する奥村さん
 3歳児健診で長男が自閉スペクトラム症と診断された奥村さんは、子どもの成長とともにさまざまな悩みにぶつかりながら、子育てを続けてきた。現在、長男は22歳になったが、「学校で行事があったり、学年が上がったりするたびに大きな壁に直面した」という。

 従来の活動は茶話会で悩みを共有することを中心にしてきたが、今後は親同士で解決の方法を探ったり、奥村代表と希望者による「個別のお茶会」を実施したりすることで、少しずつ“親力(おやぢから)”をつける考えだ。

 このため、奥村代表はイギリスで開発されたブレーンストーミング手法「マインドマップ」を学び、相手の考えていること、悩んでいることをイラストで整理できるようにした。個別のお茶会では、話した相手のマインドマップをつくり、問題を整理する手伝いをする。

 活動リニューアルに当たり、茶話会は300円、個別のお茶会は1000円の参加料をもらうことに。奥村さんは「これまでずっと持ち出しで活動をしてきたが、長く活動を続けていくために参加費をいただくことにした。皆さんにご理解をいただければ」と話している。

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