アイデアいっぱい 新聞紙活用~子ども喜ぶ顔刺激に、音更の前谷さん
読み終わった新聞を使って、楽しく子育てに活用している読者がいる。キーワードは、家にある身近な物を使って、子どもの思い出に残るものを-。冬休みを利用してぜひ、チャレンジしてみませんか?
(酒井花)
【2017年1月1日付十勝毎日新聞・元旦号に掲載】
音更町の主婦前谷智美さん(36)は、かねてから古新聞、ペットボトル、段ボール、牛乳パックなどを使った工作に取り組んできた。
きっかけは、長男の一心ちゃん(5)=音更大谷幼稚園=が、一時登園を渋っていた時期、
「お母さんはいいよね。家でゆっくりできて」
と言われたことだった。
これに発奮して、家事の合間に、
マスキングテープを使って壁に北海道地図を作り上げたり、
空き箱とペットボトル、新聞紙を組み合わせて簡単なおもちゃを作ったりしてきた。
情報源はすべてインターネット。
一心ちゃんの喜ぶ顔が刺激となり、
重ねるごとに探究心は深まり、作品の幅も広がっている。
【写真説明】前谷さんが新聞で製作した手提げバッグと、段ボールやペットボトルなどを組み合わせたおもちゃ
作品はすべて写真に収め、アルバムにしている。
「いつか反抗期を迎えたときに、自分はこれだけ愛されてきたという思い出を残したい」
という親の愛からだ。
昨年のクリスマス時期に作製した「秘密基地」は、「隠れ家を持ちたい」という子ども心をくすぐる“傑作”だ。
材料は、古新聞のほか、100円ショップで購入できるものばかり。
前谷さんは
「かちまいは、毎週月曜の『こどもしんぶん』や町村面もカラーが多くて、作品にも彩りが出て、親子で楽しめます」
と話している。
【写真説明】完成した秘密基地で遊ぶ一心ちゃんと、見守る前谷さん。高さは約110センチで子ども部屋にぴったり収まり、分解も可能だ
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
/簡単!「秘密基地」の作り方/
①新聞紙の見開き2枚分を重ねて広げ、角から斜め上にくるくると丸める。最初は角を三角に折って丸めやすくする。はしをテープで留めて、36本分作る。
②3本つなぎ合わせて、三角形を12個つくる。初めに棒の先端から3センチほど折って補強してテープでつなげる。
③三角形の底辺と頂点を交互に重ねて横に並べる。4個と8個の2種類を作る。
④底辺部分は8個、頂点部分は4個のつなげた三角形を使い、骨組みを完成させる。モールと結束バンドを使い、つなぎ合わせる。
⑤広げた新聞紙をマスキングテープなどでつなげて、カバーを作り、かぶせて完成。
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