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 子どもたちの周りには、スマートフォンやタブレット、テレビ、ビデオなど電子機器があふれています。子どもが過度に使うと体や精神的な発達に影響があります。日本小児科医会は、2004年に「子どもとメディア」の問題に対する提言をまとめ、心身の健やかな発達を啓発しています。帯広厚生病院小児科主任部長・植竹公明先生の協力で注意点などをまとめました。

日本小児科医会がメディアの利用に提言
 日本小児科医会は、メディアの不適切な利用は、心身の発達過程にある子どもへの影響が懸念されるとして提言を出しました。その内容は、①2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控える。②授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止める。③すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要で、1日2時間までが目安。テレビゲームは1日30分までが目安。④子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かない。⑤保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくろう。の5点です。
 
言語能力、社会性、情緒などの発達には実体験が大切
 子どもの認知能力、言語能力、運動能力、社会性、情緒の発達には、さまざまなことを実体験することが大切です。言葉の発達には、親や家族、周囲の人たちと向き合った双方向のやり取り、コミュニケーションが重要です。過度にテレビやビデオ、スマホだけに子どもの相手をさせることは言語の発達に影響が出たり、人とのやり取りが減少することで、コミュニケーション能力の低下につながるとみられています。電子機器の使い過ぎによって、体を使って遊ぶ時間が減り、運動能力の低下も懸念されています。
 実際、乳幼児にどの程度、スマホなどのメディアを使わせているのでしょうか。ベネッセ教育総合研究所は2017年3月、首都圏に在住し、0歳6カ月~6歳までの乳幼児を持つ母親3,400人を対象に「第2回乳幼児の親子のメディア活用調査」を実施しました。乳幼児(0歳6カ月~6歳児)の約2割が、スマホに「ほとんど毎日」接しており、1日当たりの使用時間は約7割が15分未満でした。1日当たりの外遊びや散歩の時間は約7割が1時間以上、おもちゃで遊ぶ時間は約8割が1時間以上と、母親は、乳幼児がスマホを使う頻度と、それ以外の遊びのバランスに気を付けていることがうかがえます。

子どものスマホの利用は親が一定の配慮と工夫
 また、親が家事で手をはなせないときにスマホを使わせる割合は、2013年の第1回調査と比較して、7.5ポイント増加し15.2%でした。ただ、母親は子どもの過度なメディア利用については懸念を示しており、一定の配慮や工夫をしながら使わせていることが分かり、保存されている写真や動画を見せたりするなど、親子のコミュニケーション手段として、メディアが一定の役割を担うようになっていました。メディアを上手に利用することは悪いことではありませんが、親から子どもの心をメディアに奪われてしまわないように注意が必要です。
 スマホやビデオなどのメディアの利用は家族の中で頻度や時間などのルールを決めて、家族間のコミュニケ―ションを大切にしましょう。子どもはメディアや絵本などの情報と実体験がリンクすることで、知性が身に付いていきます。お正月には親も子もメディア機器を少し休んでお話ししたり、ボードゲームなどを楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。

取材協力=帯広厚生病院小児科主任部長:植竹公明先生
この特集記事は十勝の生活応援マガジン「Chai」に掲載された「Chai子供の健康」を再編集したものです。
Chai電子書籍版はこちら:https://www.catapoke.com/?mict_code=10

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