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夏休み真っ只中、毎日、ついつい高校野球を見てしまいます・・・。
我が家の高校球児は、地区予選で敗退。
早々に夏が終わってしまったのですが、
甲子園球児の姿は、どうにも他人事と思えず、
全力プレーにウルウルしてしまうことも。

ところで、スポーツの応援に欠かせないのが、
「がんばれ!」のコールですよね。
応援以外にも、何かにつけて、
「がんばってね!」と言うことはあると思います。

これ、諸説ありますが、語源は、
「我を張る」である、と言われています。
自分の意志を貫くこと、というような意味合いです。
だから、本来は、他人から言われるのって、
ちょっと違う感じがするわけです。
「よし、がんばるぞ!」と本人が言うなら正しいし、
そういう言葉が出た時に初めて、
「がんばれ!」が意味を持つ、というわけ。

人は、誰でも、自分の意志を貫き通して、
やりたいことをやるのが一番。
だから「我を張る」のは素晴らしいことなんですね。

ところが・・・・

先日とある方からこんなお話を聞きました。
子どもの頃、先生から「お前は我が強い」と言われ、
とてもショックを受けてしまった。
以来「自分を出してはいけないんだ」と思い、
本当の自分の思いを封じ込めるように生きてきた。
そのうちに、自分が本当に何がやりたいのか、
自分の本当の思いは何なのかがわからなくなってしまった。

昔の話とはいえ、こんなことを先生が言うとは・・・。

でも、よく考えてみると、
具体的にこのように言われなかったとしても、
「我を張る」ことは悪いこと、と言う風潮はありますね。
以前にこのコラムでも書いた「同調圧力」です。

もしかしたら、これを読んでいるお母さんたちの中にも、
学校・園から「おたくのお子さん、我が強すぎます」
なんて言われて、悩んでいる方もいるのかもしれません。

もし、そんなことを言われたら、
これからは大いに喜びましょう!
なにしろ、世の中で成功する人たちは、
みんな「がんばって」います。
「我を張り続けている」からこそ、成功するんですね。
どんなときも、自分の意志を貫けるよう、
自分を信じる力を育てること。
そこを目指していきたいな、と強く思います。


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首藤ひろえ
 オフィスひびき代表。自己承認度を高める「ネイチャー理論」と
深く心を聴く「聴心力」で、どんな人でも自分らしく幸せな生き方
に導くコーチングを実践。夫と息子の3人家族。広尾町在住。

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