発達障がい子どもたちは「融通が利かない」という特性を持っていることもしばしば。 そしてその融通の利かなさは、本人にとってはプラスになるような変更であっても受け入れられず、結果的に損をすることもあるんですよね。 まず、ボクの運営する放課後支援施設ことのはには、ゲームは1日1回、15分間というルールがあります。 そんな中、急きょ子どもの利用時間が延長になったりする場合もあるので、そんな時には「特別にもう1回ゲームしてもいいよ」と小川の今世紀最大の優しさを見せるんです。 はい。 こんな優しい小川、うるう年くらい珍しいですよ。 ところがどっこい、彼は良くも悪くも“ルールに忠実”なんです。 いつものルール【ゲームは1日1回、15分】を頑なに守るんです。 はい。やりたくないわけじゃなく、やってはいけないと縛られているんです。 だから、「ゔ――――。ひまだーーーー」なんて言いながらもゲームはしない。 良くも悪くもルールに忠実なんだなと感じる瞬間でした。