巣立ちに思うこと
この春、長女と次女が大学、高校を卒業し、それぞれ新たな道を歩み始めました。巣立っていく子どもたちの軌跡を眺めながら、親の役割について考えさせられています。
衣食住はじめ我が子の身の回りの世話を焼きながら、子どもに親の思うように歩んでくれることを期待する向きがあるかもしれません。
しかし、人は誰しも自分の役割や課題を決めて生まれてくると言われます。
親を含めて出会うさまざまな人たちに影響を受けながら、どんなふうに生きていくかを決めるのは本人以外にはありません。
周囲からたっぷりと愛情を注がれ、どんな自分も受け止めて許容する自己肯定感があれば、失敗や挫折を乗り越えて一歩前へと進めることでしょう。
子育ての最終目標は『自立』です。〈自分の頭で考え、行動できる〉力を育てるために子どもとどう関わっていくか、ぷれいおんの実践と自分の子育てで感じたことを、折々にお伝えしていきたいと思っています。
今村江穂(いまむら・みずほ)
親子に質の高い観劇の機会や遊び場の提供、帯広市のファミリーサポート事業を受託する、NPO法人子どもと文化のひろば「ぷれいおん・とかち」(帯広市西20南5)の理事長。
1967年、北九州市で生まれる。97年、帯広へ転入。22歳の長女(社会人)、18歳の次女(大学生)、14歳の長男(中学3年生)がいる。
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