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 NPO法人子どもと文化のひろば「ぷれいおん・とかち」主催の子育て講演会が1月26日、帯広市内のとかちプラザとオンラインで開かれた。認定NPO法人フリースペースたまりば(神奈川県)理事長のにしのひろゆきさんが、生きていく力を育むための肩ひじ張らない子育てについて語った。
【2022年01月27日付十勝毎日新聞に掲載】

【写真説明】画面越しに「親だって失敗していい」と語り掛けたにしのさん

 会場とオンライン合わせて約60人が耳を傾けた。にしのさんは1986年から不登校の子どもや若者の居場所づくりに関わる。2001年施行の「川崎市子どもの権利に関する条例」の策定にも携わり、条例の具現化を目指した「川崎市子ども夢パーク」の所長を15年間務めた。

 オンラインで登壇したにしのさんは、昨年度の全国の不登校の児童生徒が過去最多となったことや、小学校低学年でいじめが多く報告されている現状に触れ、親が先回りして子どもの失敗を未然に防ぐことは「子どもの自信を奪う」と指摘した。

 川崎市子ども夢パークで泥だらけになって遊ぶ子どもたちの姿を紹介しながら、五感を使っての外遊びは「非認知能力」(数値化できない、生きていくために必要な力)を高めると強調。「子どもの好奇心の芽は摘まない。『正しい親』を頑張らなくていい。『ゆる親』でいい」とエールを送った。

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