【PR☆帯広葵学園☆】職員リレーインタビュー~法人本部英語教育・企画担当(帯広)レ・イレイン先生
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学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。
今回は法人本部英語教育・企画担当(帯広)の Le Elaine(レ・イレイン)先生です。
令和2年10月より帯広葵学園の英語教育担当として働いているハワイ出身のアメリカ人、イレイン先生。0~2才の保育園「あおいキッズランド・012おびもり分園・012青い鳥保育園」や、0才~5才の子ども達が通う「駒場認定こども園」の他、児童発達支援教室や放課後等デイサービスを行う「あおいとりプラス」で日々楽しく英語を教えています。今回は、「駒場認定こども園」での授業の様子を取材しました。
※記事中の内容、名称、年齢等はすべて取材(掲載)当時のものです。
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Q.帯広葵学園ではどんな英語教育をやっていますか。どんな目的で教えていますか。
年齢が幅広くて、0、1、2才と少し大きい年少、年中が一つのグループで、今日見ていただいたのがより授業に近い年長さんです。他には幼稚園、保育園と別に、児童発達支援教室の「あおいとりプラス」にも行っていて、そこではより小学校に近い形でレッスンを行っています。大きくいうとこの3種類があり、それぞれの目的や教え方が異なります。
まず小さい子は、「言語」や「外国語」の概念がなく、言葉を自然に吸収できるため、たくさんの英語と触れさせることが目的です。まだ集中力は身に付いていないので、年長さんのような30分のレッスンは難しく、10分程度で、楽しく英語を使って体を動かしたりしています。0、1、2才の子とは午前中いっぱいは保育や活動に同行しながら一緒に過ごして、散歩に行ったら見たものの英語名を言ったり、英語で声をかけたりと母語話者に近い形で英語に触れさせています。
年少、年中はもう少し日本語も出来るようになり、体も使えるようになって、集中力も身につくので、クラスルームの方で英語を使って活動します。年長さんは教材を使って、字を書く練習をしています。字が読めなくても絵を一緒に見せて教えます。アルファベットを少しずつ目に入れ、シンボルみたいな形で覚えることで、この形見たことあるなと思い出してもらえたらと思っています。
年長さんのレッスンの流れは新しい文字を教えて、各文字につき5つの単語を覚えてもらいます。その単語は最後の方のゲームで使います。今日は「L」の2回目だったので以前勉強した「I」の「INSECT」や、「E」の「EAR」も加えて復習しながら、今日教えた「L」の言葉も加えて、楽しいゲームをしました。
あおいとりプラスの子ども達は小学生なので授業に近い形でレッスンを行っていますが、学校での授業より単語の数も減らして、より少人数の4人程度で行っています。英語を習得してもらうというより、療育の一環で行うので、手を上げたりして授業の形に慣れてもらったり、自分の気持ちを整理したりする練習をして、自分の小学校に戻るときに英語や新しいことに慣れてもらおうと考えています。
Q.今日の授業の年長さんたちはとても楽しそうでした。子どもたちの印象は
駒場認定こども園は特にフレンドリーですね。小さい子は人見知りが多少あるんですが、年長さんはとてもオープンな子ども達です。最初に英語を聞いてこの言葉は何だろうという「謎」の気持ちを持って、しかも子どもの前では私は日本語をしゃべらないという設定で日本語を分からない振りをしているので(笑)、日本語がだいぶ分かるようになっている年長さんは「しゃべりたい」「仲良くなりたい」と少し物足りない気持ちを持っていると思います。
でも英語の時間だと、教える単語を使ってコミュニケーションを取れています。最初は「How are you(あなたの気持ちはどうですか?)」というやりとりに慣れるのに時間がかかったんですが、今は「I’m Happy」とか自分の気持ちを言うんだと分かっています。ボキャブラリーも増えて、少しずつしゃべることが出来ているので、すごく楽しそうに英語を話してくれています。
Q.日本にはどんなきっかけで来て、帯広葵学園で働くことになったのですか。
生まれはアメリカのハワイ州です。大学はアメリカのウイスコンシン州という酪農が盛んな地域で、自分が通った学校の町・マディソン市は帯広市の姉妹都市です。ハワイ出身なので日本人と日系人が多くて、自分の高校も半分以上のクラスメイトは日系の3世、4世くらいで日本に対する違和感はなかったです。小さいときにはポケモンやドラゴンボールなどが放送されていて、日本の文化にも親しんでいました。ずっと、いつか日本に行きたいなと思っていました。
高校の時は日系の友達も多い吹奏楽部に入っていてみんなで日本語の勉強をするようになり、進学した大学でもまた日本語と出会いました。大学にいる留学してきた日本人も英語は出来るんですが、アジア系が少ないウイスコンシンに来た日本人の友達が自分の国の言葉で話すと少しでも安心すると思って、日本語で話したいなという気持ちからどんどん日本語をやりたくなって、じゃあ留学に行ってみよう、と思いました。
大学3年生の時は1年間北海道大学に留学しました。それで北海道にもっと住みたいなという気持ちになったんです。社会人になり初めは稚内市でALTをしていたのですが、次のチャレンジを探していて、大学時代の先生に相談したら、「帯広市が次の年に国際交流員でマディソンとの縁がある人を探しているから面接受けてみたら?北海道好きでしょ」と先生が覚えていてくれて。それで帯広に来ました。
帯広市役所で5年間働かせてもらって、姉妹都市関係を担当したり、英語の翻訳・通訳をしたりしました。任期が終わって、5年も住んできた帯広に残りたい気持ちがありました。帯広葵学園でも英語教育に力を更に入れたいということでちょうどタイミングが合い、昨年10月に採用していただきました。
Q.日本で英語を教える思いは。
もし日本語を教えてくださいって言われたらすぐにできますか?自分の母語でも、すでに違う言葉が出来る人にどういう風に自分の言葉を教えるかは、専門的に勉強や経験をしないと難しいです。幸いにALTの時に日本人の先生と組んで経験を積ませていただきました。でも小さい子たちに教えるのはまた違いますね。いろいろ調べても全国的にこういう取り組みは少ないようなので、開発というか、いろいろとトライしながら、考えてやっています。自分の道を作りながらやっているという感じですね。
大人と違ってこどもは「勉強のため」、「海外に行ったら」などのようなモチベーションがないので、英語が楽しいと思ってくれないと次のステップに進められません。カードなどの教材も、毎回同じように出していては小さい子はなかなか覚えません。同じカードでもいいので、違う出し方とか、ちょっとした楽しみを付けることで、ワクワク感と、「この言葉知っている」という子どもの中の達成感を与えることが大事だと思います。毎回違うカードを出して分からないと、楽しいという部分がだんだん減っていく。
そして自分のようなネイティブスピーカーの一番のメリットは発音です。発音のことは負けないだろうなと(笑)。大人は字を読みながら読み方を考えたりしますが、字は読めなくても、逆に読めない方が、子どもたちは素直にスッと吸収して、スッとそのままで発音できます。今しか出来ないことを優先して楽しいレッスンを行っているんです。
だんだん学年が上がれば上がるほど英語の授業は少しずつ勉強の形に近づきます。今の日本では英語とのお付き合いは長いです。小学校、中学校、高校、大学に行くならば大学と、試験に出てくるのは文法中心になるのですが、私のレッスンでは耳や口の動きを自然な環境で訓練します。おそらくここで覚えた単語は忘れてしまいますが、単語自体は忘れても、耳で聞いたことや口の動きは身についています。今度、英語や違う言語でも良いんですが、日本語以外の言葉に出会ったら、自分の口と耳に柔軟性があり、外国語を経験したことのない人よりも習得しやすいんじゃないかと思います。
日本語じゃないことに対する抵抗感をできるだけ少ないようにしたいんですよね。自分もALTで経験したのですが、やはり中学、高校ではゲームなどは少なくなって文法中心になり、英語がわからないまま無理矢理に暗記しようとする学生も非常に多かったです。そこから、英語だけでなく、外国語、海外とか、新しいことに対して嫌な気持ちになってしまうんですよね。
子ども達にとってはせっかくいろいろ吸収できる期間なので、「英語大好き!」となってくれたら一番嬉しいですけれど、英語も含めて、自分と違う人も受け入れてくれるようになってほしい。そういうように色々なことに触れさせる教育を行っています。
Q.十勝の生活で楽しいことは何ですか。
全体的に過ごしやすくて、自分の性格にも合っています。大学時代は、日本に行くなら「ザ日本」の東京とか京都に行きたい気持ちもありましたが、実は札幌に行くことは自分で選んだ道ではなかったんです。日本に行きたいという希望から担当の先生が振り分けるので、その時に北海道の北大に行きなさい、と。今では本当に先生に感謝しかないです。
札幌での大学生活もすごく楽しかったし、自分のアメリカの大学も似たような感じで、自然と触れることがとてもできたんですね。社会人になってわかりましたが(笑)人混みはあんまり得意じゃないので、このくらいのペースで、車でどこでも行けるし、自由な感じがすごく好きですね。寒いのもあまり得意じゃないんですが、北海道の人は温かいです~道内でも十勝の冬はかなり厳しい方ですが、幸い日中はすごく晴れていることが元気になります。ご飯も安くておいしいし、新鮮な野菜もいっぱいあるし。人も優しいですね。そういう環境がとてもいいです。
Q.今後の目標を教えてください。
帯広葵学園に来て1年少し経ちました。最初は0、1、2才しかいない保育園にてレッスンをしてきたのですが、今年の4月から0才から5才までの子どもがいるこの駒場認定こども園で活動するようになりました。入社からまだ少ししかたっていないうえ、前任も前例もない状態で入ってきて、いわゆる開拓者、パイオニアなので、慣れという気持ちにはなかなかならないです。
先ほども言ったようにいろいろとトライしながら、失敗しながら、少しずつ「この方法が良かったな」という経験を積みかさねてシステムを作っていきたいですね。やり方を固めていきたいという気持ちがあって、まずは慣れたいです。
0、1、2才の英語教育の例は少ないようですが、年長はなくはないので、外からもいろいろな所からヒントをもらって、それが日本人が教える環境であっても、この年齢にどういう風に英語を教えていくのかの情報を集めて、カリキュラムを作っていきたいですね。
開拓していくことは大変ですが、自由な部分もあるので、そこも自分の性格に合います。帯広葵学園は非常に自由な環境で、上司の人に「これやってみたいんですけれど」とちゃんと理由を付けて提案したら、「分かりましたじゃあやってみてください」と言ってくれます。すごくサポートしていただいてありがたいです。
これからの道はまだまだ長いですが、仕事に慣れて、子ども達の将来がより自由・豊富になるための踏み台となる英語教育を作ってあげたいと思います。
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8goodスポット名 | 柳町保育園[WEBサイト] |
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FAX番号 | 0155-31-6331 |
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