とかち子育て応援ラボ

とかちの子育て世代を応援する!Webマガジン【毎日更新中!】

TOPICS

5871view
26good


まだまだ子どもだと思っていた私の息子も、
高校3年になり、いよいよ就職!
最初からあまり進学という選択肢はなかったようで、
大好きな車に関わる仕事として、
自動車整備士を目指すことになりました。

結構早い段階でやりたい仕事が決まっていたので、
あとは、どの企業にするか、という選択なのですが、
学校での説明会に行ってみたら、
結構、びっくりするようなことがありました。

それは、いまだに、公務員が一番、
という考え方が結構根強い、ということです。
理由は「安定」です。
でも、世の中の動きを注意深く見ていけば、
大企業であっても、将来の安定は保証できない、
という状況はずいぶん前から始まっていますし、
それが次に行政の分野にくるのはおそらく間違いありません。

公務員を目指すことが悪いというわけではありませんし、
自分が大好きなまちのために働きたい、
という純粋な思いの人は、これからも必要です。
しかし、理由が「安定」だとするならば、
実はそうともいえないよ、と私は思っています。
事実、私も前職は公務員ですが、
有能な若い後輩たちが、次々と組織を離れています。
やりたいことがある、というのはもちろんですが、
彼らも「このままここに居続けると危険だ」
という感覚を持っているんですね。

それともう一つは、
「とにかく雇ってくれるところがあるならどこでもいい」
ということを言う親御さんがいらっしゃることです。

こういう発想は、働く=生活のため、
という考え方の現れなのかな、と感じます。
もちろん、金銭的な収入を得なければ、
現代社会では暮らしていくことはできません。
でも、昔からあることわざの通り、
「人は、パンのみに生きるにあらず」です。
仕事が大好きで、だからこそ、難しいことでも挑戦し、
ステップアップしていきたい、と思う。
苦労はあっても、喜びや達成感を感じられ、
自分の仕事によって誰かの役に立てている実感が得られる。
これがなくては、人は働き続けることはできません。

私は、研修講師として企業に入る機会も多いので、
働く動機が「お金だけ」という人は、
やる気を引き出すのが本当に難しい、と痛感します。

もし、全ての人が、
自分の働く目的はお金だから、
お金さえもらえれば内容なんてどうでもいい、
なんて思うようになったら、世の中どうなるでしょう?

より良い商品・サービスが世の中に出てくることはなくなり、
利益のために、あらゆるものをごまかし、
なるべく責任を取らないように・・・
恐ろしいことになってしまいます。

そんなバカな、って思うかもしれません。
でも、私たちの子どもたち一人一人が、
「働くとは世の中に貢献する喜び」と理解して、
その「道具」として、好きな仕事を選ぶ、
ということをしていかなければ、
日本の将来は本当に危ない!と私は思うんです。

と、大きな話をしましたが、
やることは実はとても小さなことです。
まず、私たち親が、仕事を、人生を心から楽しむこと。
仕事を通じて世の中に貢献する喜びを
子どもに伝えること、です。
それが、私たち大人の役割なんじゃないかな、
子どもの就職という場面に遭遇して、
改めて、そんなことを感じました。

■家事をしながら、運転しながら、
 いつでも聞けて心が軽くなるラジオ番組
 首藤ひろえの「ステップ0から人生を美しく!」
 https://anchor.fm/hiroecchi


■LINE@始めました!お友達追加お待ちしています!
 https://line.me/R/ti/p/%40wam2828y

■ネイチャー理論マスターコーチ 首藤 ひろえ Facebook
 https://www.facebook.com/hiroecchi
■一人一人が本来持つ能力特性を知る「ネイチャー理論」
 https://naturetheory.jimdo.com/

■ありのままの自分を知り、受け入れて、自分を好きになろう!
 オフィスひびきのWebサイト
 https://idecision.jimdo.com/


首藤ひろえ
 オフィスひびき代表。自己承認度を高める「ネイチャー理論」と
深く心を聴く「聴心力」で、どんな人でも自分らしく幸せな生き方
に導くコーチングを実践。夫と息子の3人家族。広尾町在住。

この記事に「good!」と思ったら押してください

26good

このページをシェアして友達に教えよう!
http://tokolabo.jp/tp_detail.php?id=1734

関連トピックス:コラム

  • じゃらら
  • 十勝毎日新聞電子版
  • 情報投稿ポスト

人気記事ランキング

  • 時間
  • 日間
  • 週間
  • 月間
  1. ホーム
  2. コラム
  3. 理想の働き方