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まだまだ子どもだと思っていた私の息子も、
高校3年になり、いよいよ就職!
最初からあまり進学という選択肢はなかったようで、
大好きな車に関わる仕事として、
自動車整備士を目指すことになりました。

結構早い段階でやりたい仕事が決まっていたので、
あとは、どの企業にするか、という選択なのですが、
学校での説明会に行ってみたら、
結構、びっくりするようなことがありました。

それは、いまだに、公務員が一番、
という考え方が結構根強い、ということです。
理由は「安定」です。
でも、世の中の動きを注意深く見ていけば、
大企業であっても、将来の安定は保証できない、
という状況はずいぶん前から始まっていますし、
それが次に行政の分野にくるのはおそらく間違いありません。

公務員を目指すことが悪いというわけではありませんし、
自分が大好きなまちのために働きたい、
という純粋な思いの人は、これからも必要です。
しかし、理由が「安定」だとするならば、
実はそうともいえないよ、と私は思っています。
事実、私も前職は公務員ですが、
有能な若い後輩たちが、次々と組織を離れています。
やりたいことがある、というのはもちろんですが、
彼らも「このままここに居続けると危険だ」
という感覚を持っているんですね。

それともう一つは、
「とにかく雇ってくれるところがあるならどこでもいい」
ということを言う親御さんがいらっしゃることです。

こういう発想は、働く=生活のため、
という考え方の現れなのかな、と感じます。
もちろん、金銭的な収入を得なければ、
現代社会では暮らしていくことはできません。
でも、昔からあることわざの通り、
「人は、パンのみに生きるにあらず」です。
仕事が大好きで、だからこそ、難しいことでも挑戦し、
ステップアップしていきたい、と思う。
苦労はあっても、喜びや達成感を感じられ、
自分の仕事によって誰かの役に立てている実感が得られる。
これがなくては、人は働き続けることはできません。

私は、研修講師として企業に入る機会も多いので、
働く動機が「お金だけ」という人は、
やる気を引き出すのが本当に難しい、と痛感します。

もし、全ての人が、
自分の働く目的はお金だから、
お金さえもらえれば内容なんてどうでもいい、
なんて思うようになったら、世の中どうなるでしょう?

より良い商品・サービスが世の中に出てくることはなくなり、
利益のために、あらゆるものをごまかし、
なるべく責任を取らないように・・・
恐ろしいことになってしまいます。

そんなバカな、って思うかもしれません。
でも、私たちの子どもたち一人一人が、
「働くとは世の中に貢献する喜び」と理解して、
その「道具」として、好きな仕事を選ぶ、
ということをしていかなければ、
日本の将来は本当に危ない!と私は思うんです。

と、大きな話をしましたが、
やることは実はとても小さなことです。
まず、私たち親が、仕事を、人生を心から楽しむこと。
仕事を通じて世の中に貢献する喜びを
子どもに伝えること、です。
それが、私たち大人の役割なんじゃないかな、
子どもの就職という場面に遭遇して、
改めて、そんなことを感じました。

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首藤ひろえ
 オフィスひびき代表。自己承認度を高める「ネイチャー理論」と
深く心を聴く「聴心力」で、どんな人でも自分らしく幸せな生き方
に導くコーチングを実践。夫と息子の3人家族。広尾町在住。

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