行動を分析する
子ども達と関わる仕事をするうえで、
大切にしていることがあります。
それは、行動を観察(分析)すること。
感情や主観をどれだけ抜いて考えられるか、
そこがなかなか難しく未だに苦労しています。
そんな時に
子ども達の行動を
3つに分けて考えるようにしています。
(A) きっかけ=“こんなときに”
(B) 行動=“こんなことをしたら”
(C) 結果=“こうなった”
私たちの仕事では
ABC分析と呼んでいるのですが
なかなか便利な考え方です。
例えば電灯をつけるという何気ない日常の行動も
(A) 夜くらい部屋の中
(B) スイッチを押す
(C) 明るくなる
このように分けることができます。
もし、はじめから明るい環境だったり
スイッチが壊れていて
電灯がつかないことを知っていたら
(B)という行動を起こしませんよね。
ひとつの行動を3つに分けることで
行動の意味や意図が見えてくるのです。
ご家庭で起こりうる事例で言えば
(A) 使いたいおもちゃを弟が使用している
(B) 奪う
(C) おもちゃで遊ぶことができる
このような場合には
(B)を適切な方法に置き換えることを伝え
行動修正をします。
奪う→「貸して」or他のおもちゃで遊んで待つ
しかしながら、
理想通りにことが進まないのが現状。
それでも頭に入れておくと
何かのヒントになるかもしれません。
小川 洋輝(おがわ・ひろき)
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