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 新型コロナウイルスの感染拡大で小中学校の学級閉鎖が相次ぐ中、帯広市内の中学校で修学旅行シーズンを迎えている。25日は3校が出発。スーツケースを携えたマスク姿の生徒たちは予定通りに実施できることに安堵(あんど)し、笑顔で旅路に就いた。【2022年04月25日付十勝毎日新聞に掲載】


 市内中学校の修学旅行は、コロナの感染拡大で昨年、一昨年と多くの学校が延期を余儀なくされた。市教委によると、今年は4校が4月、9校が5月、1校が8月に実施予定で、現時点で延期を決めた学校はない。

 帯広緑園中(卯月道彦校長)では午前6時20分過ぎから生徒玄関前で出発式を実施。卯月校長のあいさつに続き、実行委員長の長瀬幸奈さんが「コロナ下で修学旅行を実施してくれた先生方や関係者の方々に感謝し、全員が笑顔で終われる修学旅行にしましょう」と呼び掛けた。全員で見送りの保護者に「行ってきます」とあいさつし、3台のバスに乗り込んだ。

 山口さくらさんは「わくわくしている。コロナに気を付けながら楽しんできたい」と話した。イカに扮(ふん)した野球部とサッカー部の顧問が「最高の思い出作ってこないとイカんよ~」と書いた横断幕を手に見送るサプライズも。同校は函館やニセコ、小樽、札幌を3泊4日で巡る。(澤村真理子)

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