【子育てニュース】つつじっ子クラブみまもり隊 コーディネーター 赤間百合子さん 親子の信頼 遊びで育む 工夫重ね創造力豊かに 手作りおもちゃに愛着も
子どもにとって「遊び」は生きることそのもの。子どもの居場所づくり事業「つつじっ子クラブみまもり隊」(帯広)結成初期メンバーで、現在はコーディネーターを務め、身の回りのものからさまざまな遊びを考案する赤間百合子さん(72)に、遊びの効用などについて聞いた。
(聞き手・石川彩乃)
【2022年01月26日付十勝毎日新聞に掲載】
【写真説明】赤間さんが作った遊び道具。かるたや要らなくなったポスターを使った本など、身の回りのもので簡単に作れる
-子どもの居場所づくりを始めたきっかけは。
もともと子どもが好きで、ただ一緒に遊びたい、楽しみを分かち合いたいという気持ち。つつじっ子クラブ結成前は、近所の子どもたちを自宅に招いて一緒に遊んでいたが、同じような考えを持った人たちでクラブを作り、今年で21年目。帯広つつじが丘小学校児童らの居場所に。自宅の庭には「つつじっ子ハウス」を作り、子どもがいつ来ても良い遊び場もある。
-さまざまな玩具が売られているが、赤間さんが使う遊び道具はほとんど手作り。
作った物は愛着が湧き、ある物を使って大切にするという気持ちが生まれる。「こうしたら、うまくできるかな」と子どもが工夫を積み重ねることが成長につながり、そばにいる大人の学びにもなる。
-かるた遊びでは、ことわざなどを使わず、子どもの考えた自由な言葉や絵を使っている。
決まり通りではなくても良い。子どもが考えた言葉を基に、別の子が絵を描く。作る過程でも楽しめる。要らない紙で本を作って絵を描いたり、ポスターの写真や絵を切り貼りして絵本を作ることも子どもの創造力が生かせる。
-遊びの重要性とは。
子ども自身の創造力が豊かになることはもちろん、親子や友だち同士で遊ぶことで信頼関係が生まれる。子どもに叱らなければいけない場面があっても、普段から一緒に遊んで、信頼関係ができていれば、子どもはこちらが伝えたいことをすぐに理解してくれる。
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