子ども自身の力を信じる
一昨年の12月にスタートしたこのコラムも、
早くも24本目となりました!
私が書くのは、今回のコラムで、一区切りとなります。
今のお父さん、お母さんを見ていて思うこと、
子どもたちを見て思うこと、自分自身の経験や後悔、
想い、知識を得て感じたことなどなど・・
いろいろ自由に、書かせて頂きました。
そこには、やっぱり、伝えたい、受け取って欲しい、
できたら役に立てて欲しいなんて一方的な想いも、入っています。
様々なことを勝手に書かせていただきましたが、
しみじみ思うのは、自分自身が乳幼児の子育て期を、
通り過ぎてきたからこそ言える事も多くて、
子育ての真っ最中は、嬉しいことも辛いことも、
盛りだくさんで、どうしたってイッパイイッパイになっちゃうな!ということ。
自分で眠ることさえできない赤ちゃん期が過ぎたら、
言葉が通じないイヤイヤ期が来て、
やっと、ある程度話が通じる幼児期が来てホッとしても、やっぱり悩みは出てくる。
小学生になったらなったで、
思春期になったらなったで、
(たぶん成人しても)子育ての迷い、
大変なことはつきません。
全く悩まない、迷わない子育ては無い、
のでしょうね。
それは子どもを愛し、関心があるからこそ。
私には、子育ての先輩の言葉で、
自分の中で繰り返しかみしめている言葉があります。
それは
「子どもって、親の思う通りにはならないよ」と
「子どもを信じて待つ!」
好調な時にも、低調な時にも、
しみじみと思い起こして、共感したり、
自分だけじゃないと勇気をもらったり、
振り返って反省したり、と使わせてもらっています。
最後に・・
子どもを「育てる」と言いますが、
「子ども」って「育てる」というよりも「育っていく」方が、私の感覚に近い感じがします。
「親の思う通りにはならない」です。
子ども自身が、なりたい大人に自分でなっていく感じ。
育つ力をそれぞれが持っているような気がします。
例え「子ども自身のなりたい姿」が親の望む姿と違っていても・・
やっぱり「子どもを信じて待つ」しかないのかもしれません。
手をかけ、声をかけ、目をかけ、
気にかけながら、少しずつ手を放しながら、
「子ども自身の育つ力」を信じて待つ。
と言いながら、
待ちきれないで、口も手も出しちゃうことも
良くあることです(^^)
「子どもの育つ力」と「自分自身の育つ力」も(もっと素敵な大人になれる!)信じていきたいですね!
常丸 香織(つねまる・かおり)
旭川市出身。マイペースで自由人のB型。旭川で病棟看護師として勤務。夫の出身地である帯広市に転居、二人の子どもを出産後、市内訪問看護ステーションに勤務。信頼の置けるスタッフとの出会いを機に、子育てしながら働くことで発生する困難の解決を目指し、2008年に病児・病後児保育室ひなたぼっこを開設。
Growth合同会社代表社員。
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