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十勝毎日新聞子育て面(毎週日曜)から、ママ、パパの生の声を伝える特集記事「ニコのびクラブ」をご紹介します!

 下の子が生まれた際、上の子が甘えたり、いたずらしたりする、いわゆる「赤ちゃん返り」。状況に個人差はあるとはいえ、赤ちゃんの世話で昼夜忙しいママにとって、分かっていても「何で!」と思ってしまうことがある。そんなママたちの体験談を聞いた。
(佐藤いづみ、安田義教、小寺泰介、小縣大輝)
【2015年2月1日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。


 今から5年以上前、長男が誕生して3カ月、2歳10カ月の長女が急に歩かなくなった経験を持つ3児のママのAさん(40)=鹿追=。お風呂や食事…移動の際は赤ちゃん抱っことおんぶの日々。既に“卒業”していたおむつにも戻ってしまった。

 当時、長女が頻繁に「ママ読んで」とせがんだ本がある。きょうだいが生まれてお姉ちゃんになった女の子がママに甘えたい気持ちを描いた「ちょっとだけ」(瀧村有子作、鈴木永子絵)という本。「自身のことを重ねていたんでしょう。そうと思うと涙が出ました」と振り返る。
【写真説明】赤ちゃん返りした長女がよく「読んで」とせがんだ本。「気持ちがよく分かり当時は読みながら泣きました」とAさんは話す

 夫は仕事が忙しく、保健師や子育て支援センター指導員などの専門家を頼り、長男を見てもらい長女との時間を意識してつくった。

 2カ月ほど続いた後、長女は「(3歳の)誕生日が来たら歩く」と宣言し、その通り実行したという。Aさんは「以前から感受性の強い子と感じていた。長男が生まれる前後も変わらず、意識して甘えさせていたつもりだった。それでも長女にとってはストレスだったのかもしれない」と話していた。

 これほど明確な赤ちゃん返りではないものの、甘えがひどくなるなど、「今までできたことをしなくなる」と打ち明けるママは多かった。

 2歳と0歳の男児のママBさん(36)=帯広=は「訳が分からないことで長男がぐずるようになった」とする。下の子を抱っこしているときも「抱っこ」といって泣くほか、赤ちゃんの上に乗っていじめるようなこともした。「大変だが、付き合えるときはとことんわがままに付き合った。どうしても無理なときはテレビを見せるなどして気をそらした」と話してくれた。

 Cさん(30)=中札内=も1歳の長男が生まれてから、長女(4)が常にママが一緒でないと駄目になったという。「最も印象に残るのが、長男に母乳を飲ませる前、長女におしっこを確認しても『出ない』というのに、いざ始めると『ママおしっこ』となったこと」と苦笑いする。

 Dさん(34)=幕別=も「下の子が生まれてから長女が急にご飯を一人で食べなくなり、私のそばを離れなくなった」と話す。

 こうした経験で、いずれのママも「上の子に意識してできる限り愛情を注ぐ」ことを心掛けた。Cさんは近くの祖父母に下の子を預け、親子3人で買い物に行く機会を意識してつくったという。

 4児のママEさん(36)=本別=は「(上の)3人とも下の子が生まれてからの赤ちゃん返りはなかった」とする。妊娠中は胎児のエコー写真を見せるなど、積極的におなかに赤ちゃんがいることを伝えた。「下の子が生まれる間隔が3年ほど離れていたのも良かったかもしれないが、赤ちゃん返りどころか、赤ちゃんに優しく、積極的に面倒を見てくれた」と語る。

………………

市地域子育て支援センターすずらん主任・米谷雅代さんに聞く

/できる範囲で対応を 

 「赤ちゃん返り」は、これまで独り占めしていた親の関心や愛情を下の子から取り返したいという上の子の“かまってサイン”のようなもの。「トイレの自立ができたと思ったら、下の子が生まれてからおむつに逆戻りした」「忙しいときに限って抱っこをせがんでくる」などと悩みを打ち明けるママは多いですが、子供は一直線ではなく山あり谷ありに成長します。程度は違えど、誰にでも起こりうることなのです。

【写真説明】「上の子の気持ちを受け止めることが大事」と話す米谷さん

 ただ、このように上の子が困った行動をしても頭ごなしに叱るのは逆効果。こういった場合には子供の気持ちを受け止め、お兄ちゃんやお姉ちゃんとしての自覚を芽生えさせることが大事です。例えば、下の子のおむつを取り換えている最中に上の子が遊んでほしいとせがんできたら、「これが終わったら遊ぼうね」と優しい口調で受け答えしたり、一緒に下の子の世話をさせて「よくできたね」と褒めてあげたりなど、その子にできる範囲で対応するのが望ましいでしょう。

 下の子の世話に追われてストレスがたまることもありますが、一人で抱え込まずにママさん同士で情報を共有する時間も必要です。帯広市内に6カ所ある「地域子育て支援センター」なども活用しながら、子育てを続けてほしいですね。


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