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子育てを親だけが孤独に抱え込むことのないように、地域で緩やかに、あたたかく支え合えるつながりを意図的にもつくっていきたい。
そんな公的なサポートシステムが、帯広ファミリーサポートセンター事業です。
子どもを預かって欲しいときに、信頼できる地域の有償ボランティアに預かってもらえる、その橋渡し役をセンターが担っています。

年配者には、お金を介して子どもの預かりをする抵抗感、違和感が少なからずあるようです。それは、子育て環境の世代間ギャップそのもの。今は、有償であっても信頼できる人に確実に子どもを預けられる仕組みそのものが必要な社会です。
 
この仕組みは、子育て中の親にとってなによりの安心材料になりますし、子育て経験豊富な提供(預かり)会員さんとのコミュニケーションが、子どもにも親にも好影響を及ぼします。
援助する立場からも、わずかな時間を子育て中の親御さんのために差し出せる充足感や、小さい子どもとのふれあいが癒しを与えてくれることなど、やりがいや喜びのある活動でもあります。

本来ヒトの子育ては、“ムラひとつ必要だ”と言われるほど、近隣同士が協力して協働で取り組むように進化してきた営みです。
ですから、人手を頼ることに罪悪感など不要。孤独な育児にしないための社会的なサポートは、ヒトという種の必然ともいえるでしょう。
血縁ならずとも、身近に一緒に手を携え見守ってくれる人があれば、子育ての不安もよろこびも分かち合えるのです。

さて、今月末に、ファミサポ提供会員として援助活動を始めるための講習会を予定しています。「困ったときはお互いさま」の精神で、よその子も預かってみませんか。

 講習会の詳しいお知らせはこちら

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