きょうだいの日(シブリングデー)に寄せて
4月10日は「きょうだいの日(シブリングデー)」。
父の日・母の日のきょうだい版の記念日です。
ご自身のきょうだいや、きょうだいのように大切な人を想ったり、病気や障がいのある子どものきょうだい達に応援が届いたりする、やさしい記念日に…との思いから、2019年に日本でも記念日として制定されました。
詳しくはコチラ
ところで、病気や障がいのある子どものきょうだいを「きょうだい児」と呼ぶことがあるのをご存じでしょうか?
ケアが必要な兄弟姉妹がいる家族の中で育つ「きょうだい児」は、障がい者本人でもなく、また親でもないからこそ抱えている悩みや問題があります。
実は、私もきょうだい児として育った一人です。
〝私が我慢しなくては…。〟
〝いつも弟ばっかり…。〟
大人になった今でもチクッとする思い出は、きょうだい児が故のものが多かったりします。
しかし、悪いことばかりではありません。
私自身、大人達が対応に困る様子を見ながら、自然と接し方や対処法を学んできましたし、私が出会ったご家族のきょうだい達からも“きょうだいだからこそ、出来ることがある!”と気付かされることが沢山ありました。
現在日本では、病気のある子どものきょうだいの為の活動を行うNPO法人「しぶたね」や、今年のきょうだいの日には「日本きょうだい福祉協会」が設立されるなど、きょうだい児が抱える悩みを知ってもらう活動・支援の和が広がってきています。
病気や障がいを抱える子ども達が安心して暮らせる地域づくりと同様に、そのきょうだい達もまた、安心の中で育っていけるようサポートの和が十勝でも広がっていくことを願っています。
NPO法人「しぶたね」
池田はつみ/タッチケアセラピスト・保育士
1977年士幌町生まれ。帯広市在住。
2011年より、タッチケアセラピストとして活動を始める。
ベビマパーティーの主催や自治体でのベビマ・マタニティベビマの講師を務める他、10年間に渡り児童指導員・保育士として幼児から高校生の発達支援に携わり、親子や障がいを持つ子ども達延べ1万組にタッチと音楽のセラピーをお届けしてきた。
2022年3月に「音の森.」を立ち上げ、一組でも多くの家族が「親子でよかった・家族でよかった」と感じられるように。一人でも多くの人が「自分に生まれてよかった」と心から思えるように…と願って、心を繋ぐタッチ・心に届くタッチをお伝えしている。
♪ 家族構成 ♪
アウトドア大好きな夫
中学校時代の不登校を経て、現在大阪で好きな仕事に就く長女。HSCの次女。キジトラ・茶トラ白の保護猫2匹。
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