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子どもが好きな遊びを見つけた時、
同じ遊びをずーっと
続けることってありませんか?

さて、
それはその遊びを継続していたいのか?
他の遊びを知らないのか?
どちらでしょうか。
その状況を観察しなければ
どちらと言い切ることはできませんし、
両方の可能性もありますよね。

そこで、
〝遊びを拡げる〟
ことを意識して
関わることを意識してみましょう。

〝遊びを拡げる〟
と聞くと難しく感じてしまいますが、
ここでは簡単に
〝こんな風に遊べるんだよ〟
と子どもに見せ、
伝え、発展させていく
と捉えてください。

例えばトランプ。
ババ抜きを覚えたての子は
もちろんババ抜きしか知らないため、
ババ抜きをやりたがりますよね。
そのまま放っておくと
どうでしょう?
おそらく、
ずーっとババ抜きしか
できないままだと思います。

そこで、
神経衰弱や7並べ、
ページワンなど
他のゲームがあることを伝え、
広げていきます。

さらには、
トランプタワーのように
カードを積み上げて遊ぶことも伝えると、
トランプ=カードゲーム
という捉え方から抜け出し、
一人でも遊べる積木のようなおもちゃへと
拡がっていきます。

ここで大事なのは、
我々大人は
あくまでサポート役に徹すること。
〝こんな遊び方もあるんだよ〟
〝こんな遊びも楽しいよ〟
と示すだけにしてください。

もし、
〝絶対面白いんだからやってみなさい〟
と押し付けることがあれば逆効果。
子どもはその遊びを
しなくなってしまうかもしれません。

子どもが、より楽しく遊ぶためのサポート。
これを忘れないようにしたいですね。

小川 洋輝(おがわ・ひろき)
青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。市内で放課後支援施設「ことのは」を運営。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。


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