【子育てニュース】筋力、平衡感覚養う「ハイハイ」 30日に帯広で運動会
立ち上がる前の赤ちゃんが、全身を使って前進する「ハイハイ」。成長過程の一つの行動だが、筋力が育ち、バランス感覚も養える。ベビーマッサージの講習などを手がける「たっちはあと」(帯広)の橋本智子さん(57)に、ハイハイの効果などを聞いた。(柳田輝・2023年7月13日付け十勝毎日新聞より)
「たっちはあと」橋本さんに聞く
そもそもハイハイとは。
歩行を始める前の大切な発達段階で、保護者やおもちゃに向かって進む行動です。寝返りや「ずりばい」、お座りなどができ、腰を上げられるようになったらハイハイを始めることが多いです。
ハイハイの何が良いか。
背筋力など、子どもの成長過程でとても大事な筋力を育てる運動です。手足を交互に出して進むことで、全身の平衡感覚も養えるため、立ち上がるようになった時のバランスが良くなります。
赤ちゃんはみんなハイハイするか。
絶対はなく、できるけどやらない子もいます。主に1歳前後で始めますが、個人差があるので、早かったり遅かったりしても焦らないでください。心配な場合は健康診断などで相談してみて。
気を付けることは。
口にしてはいけない小さいものやごみを床に置かないようにしてあげてください。また、たまに保護者も一緒にハイハイして遊んであげると、赤ちゃんも喜ぶし、親子で楽しめますよ。
親子で一緒にゴール目指そう 30日に「運動会」
とかち子育て支援センター(長岡行子代表理事)は30日午前10時半から、帯広市内の地域支縁くらぶ白樺(ダイイチ白樺店内)で、「はいはい運動会」を開く。昨年は57人の赤ちゃんが集まった。参加者を募集している。
カーペット上で保護者の元までハイハイするレースだが、途中で立ち上がっても、保護者がサポートしても良い。運営費を寄付する石塚建設(帯広)の石塚龍一代表は「長岡さんがやるイベントはいつも楽しく、良いものばかり。十勝を世界一優しい町にしたいから」と今後も協力を続ける意向だ。
長岡代表は「コロナ禍の数年間、孤独に子育てしてきたという声をたくさん聞いた。この機会につながりを作ってほしい」と思いを語る。
先着50人で、参加費は保険料300円のみ。参加した赤ちゃんには絵本をプレゼントする。申し込みは25日までに、長岡代表(0155・38・3558)へ。
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