仕事は一つである必要はないのではないか
私の頭の中の仮説の一つに、「子育て期は小さな仕事をかき集める働き方のほうがよいのではないか」というものがあります。
地方には月15〜20万円もらえる仕事、かつ子育てと両立できる仕事はなかなかないのが現実だと思います。
小さい規模の会社が多い地方にあっては、社員が育休をとることは、会社にとっても本人にとってもけっこう負担です。今の人数でギリギリ会社を回しているのに、月に20日間程度、会社の売上に対してフルコミットしてくれていた人がいなくなる。しかもその人の給料分は残りの人員で稼ぎ続けなければならない。育休をとる本人も、会社の現状をわかっているがために、育休をとりたいと言いにくくなる。
地域おこし協力隊の間、私の中の自立に向けた方向性の一つに、“2〜3つほどの仕事を組み合わせて月15万を稼ぐ“という目標があります。
例えば、1社から月5万円ずつ業務委託で仕事をいただき、それを3社から契約をもらったら月15万円の収入になります。
この働き方のいいところは、自分の現在の仕事へのコミット度合いで収入をコントロールできること。例えば出産前後2ヶ月はまるっと休むけど、仕事ができる状態になったら1社の仕事から始めてみる。子供が寝ている間の毎日2時間で仕事し、月5万円をいただく。月2万円×3社でもいいかもしれませんね。
月5万円の売上の穴埋めだったら、人員事情が厳しい中小企業でもなんとかやりくりできる範囲です。フルコミットじゃなくても、代理の人をサポートしてくれる働き方をしてくれるだけでも作業負担としてはかなり違います。
次回は、「じゃあどんな仕事だったらそんな働き方ができるの?」について書いてみたいと思います。
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