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 夏山シーズン真っ盛り。夏の思い出に親子で登山デビューしてみたいが、幼児を連れて、親も未経験だと何から始めたらいいのか分からない。日本山岳ガイド協会認定の登山ガイドで、大雪山トレッキングデスク代表の小早川達也さん(56)=上士幌町=に初心者も楽しめる山や注意点を聞いた。【2023年7月27日付、十勝毎日新聞より】


 初めての登山では初心者だけで登らず、経験のある人と一緒に行くのが安心できる。標高に関係なく、人けの多い山を選ぶのもポイント。「何かあったときに頼れる人がいるかどうかが大切」と小早川さんが繰り返し強調する。

 装備ではどんなに晴れていても、雨がっぱと防寒着は必携。靴は履き慣れている運動靴、リュックサックも手持ちのものを使用するなど、わざわざ購入する必要はない。

 持ち物では、食料や飲み物、子どもが好きなお菓子を詰め込んで、登山中の楽しみにするのも良い。

 初心者がデビューする山にお勧めなのは東ヌプカウシヌプリ(標高1252m)。この山は鹿追、上士幌、士幌の3町にまたがる。一部、急勾配もあるが、往復距離が約3キロほどで比較的短い登山ルートだ。大人だと2時間もあれば下山できる。このエリアでは、運が良ければナキウサギを見掛けることもできる。


 幼児を連れた山歩きでは、午前の早い時間から上り始めるなど、その子の体力に合わせたプランを立てることが大切。「子どもがぐずり始めたら、下山を視野に入れて無理をしない。親がせかして歩かせたりすると、せっかくの山が嫌いになってしまうことも」と小早川さん。

 山歩きに慣れてきたら、然別湖を囲む山々の一つ、白雲山(鹿追町、標高1186m)に足を延ばしてみるのもお勧めだ。頂上からは湖を眼下に見下ろす絶景を眺めることができる。

 「登山の魅力は達成感。登ることでしか見ることのない景色がある。天気の良い日に無理をしないで登ってみて」と小早川さんは安全第一の登山を呼び掛ける。(村瀬恵理子)

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