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 新入学児童の保護者を対象に、1月28日に帯広市内のとかちプラザで開かれたセミナー「小学校ってどんなとこ?」(一般社団法人「ちっぷす」主催)。パネルディスカッションでは、小学生の子どもを持つ3人の保護者がパネリストを務め、働く母親としての子育ての実体験を披露した。参加者へのアドバイスも送られた、ディスカッションの要旨を紹介する。
(片山新平)
【2018年2月18日付十勝毎日新聞に掲載】

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◆パネルディスカッション出席者
パネリスト 田村愛さん
      小舘みえこさん
      星久保志帆さん
司会 及川抄織さん(ちっぷす代表理事)

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/放課後は学童保育で安心 育児と仕事両立語る/


【写真説明】子育ての実体験を話した(左から)田村さん、小舘さん、星久保さん。右は司会の及川さん

 司会 小学校はお金も掛かり、働き始めたい、あるいは前より長く働きたいと考える人は多いと思う。放課後から仕事が終わるまでの時間は、どうしているか。

 田村さん フルタイムで働いていたので一番不安に思っていたのは放課後。学童保育に毎日通っている。上の学年の子どもたちがよくお世話をしてくれて、すごく楽しいと言っているのでひと安心。

 小舘さん うちの子も学童保育に。最初はあまり行きたがらなかったが、じきに友達もできて、今は楽しく通っている。

 星久保さん 学童保育から歩いて通える範囲で習い事もしている。子どもが通っている所は、習い事の時間になると送り出してくれる。

 司会 施設によってシステムや行っていることも違う。入学前の勉強はどれくらいやっていたか。

 星久保さん 字は名前が書けるというくらい。読みはできていたので授業は大丈夫だった。ただ、算数が1桁の引き算が分からないと言われて焦った。置いてかれるほどではなかったものの、もう少しやっておくべきだったかなと思う。

 司会 1年生でつまずくことはあまりないが、概念が分からないと2年生の勉強ができなくなる。算数やひらがな、カタカナは4月までにやっておくことを勧めたい。お金はどうか。学校から渡される入学準備用品リストとは別に鍵盤ハーモニカや習字セットなども買う必要がある。学校に払うものも意外とあるが。

 星久保さん 学校に払うお金というよりはノートや鉛筆、消しゴムなどすぐになくなるものの出費の方が多い印象。

 司会 子どもが実際に小学校に入ってみて最初のイメージとの違いは。

 田村さん 自分が通っていた時とは全然違う。子どもの人数が少ないというのもあるが、先生がたくさんいる。担任を除いてもクラスに2、3人。フォローしてくれる先生がいるというのは安心の材料になる。

 司会 登下校はどうしているか。

 小舘さん 近所に幼稚園で同じクラスだった子がいて一緒のグループに連れて行ってもらった。近所にそういう子がいれば声を掛けるといいのでは。

 司会 通学路を一緒に歩いて確認するのもいい。道中で友達とけんかしてしまうこともあるが、本人にどうしたいか考えさせることで、社会性をつくっていってくれる。

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