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 今冬は降雪量が少なく、春が足早に近づいている。「春は新しい靴で迎えたい」と考えている人も多いのではないだろうか。そこで重要なのが、自分に合った靴選び。特に骨格などが未熟な子どもには、足に合う靴で歩いてもらいたい。靴選びのポイントや、その重要性をカラサワ靴店の柄澤卓央社長(53)=ニュースクリップ店店長=に教わった。
(細谷敦生)
【2019年3月17日付十勝毎日新聞に掲載】


【写真説明】子どもの靴選びのポイントを話す柄澤さん

 柄澤さんは、足に関する基礎知識と靴合わせの技能を持つ「シューフィッター」の資格を1997年に取得。20年以上、一人ひとりに合った靴の選び方を提案している。

/骨格に悪影響も/

 ニュースクリップ店(帯広市西2南9)には“よちよち歩き”の赤ん坊が最初に履く「ファーストシューズ」(11・5~13・5センチ)、徐々に行動範囲が広がる3歳ごろまでの「ベビーシューズ」(12~16センチ)、正しい歩き方を身に付ける「プレスクールシューズ」(15~22センチ)が並ぶ。価格はいずれも4500円ぐらいからで、つま先や靴底の形状が違うなど、その時期に適した特徴を持つ。柄澤さんは「子どもの成長は早く、合わない靴を履くとつまずいたり骨格にも悪影響」と話す。

 靴選びには足のサイズを知ることが重要。柄澤さんは相談を受けながら、計測器を使って採寸する。「実寸よりもプラス1センチが靴の基本の選び方。3歳ごろまでは3カ月ごと、それ以降も半年ごとにサイズは変化する」と、このタイミングを買い換えの目安としている。

 同店に多く並ぶのは、アシックスの子ども靴シリーズ「SUKU2(スクスク)」。「特にこのシリーズはつくりがしっかりしていて良い」と柄澤さんのお墨付き。デザインもかわいらしいものから大人のスニーカーと同じようなものまで幅広い。

/いいもの選んで/

 横幅の広さや甲の厚さなど、足の形は一人ひとり違うもの。柄澤さんは「『ファッションは足元から』と言われるが、健康も足元から。子どものために、いいものを選んでほしい」と話した。

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