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「怒らないお母さん」じゃなきゃダメ?

最近、子育てに心理学的なアプローチがいろいろ取り入れられています。 とてもいいことだと思います。 中でも「怒らない、イライラしないお母さんになろう」 というようなものが結構ありますよね。 そうなれたらいいなー、 と多くのお母さんが思っているんじゃないでしょうか。   でも、私、ちょっと行き過ぎかも・・・ と思う時があるんです。 私も、子育ての悩みはよく聞かせていただくんですが、 「たまには感情的になってもいいんじゃないですか?」とよく言っています。   子どもに感情的に怒ってしまうのはどういう時でしょうか? 子どもに原因があることももちろんあると思いますが、 大半はお母さん自身の問題だったりしませんか?   夫とケンカした、 ママ友とギスギスしてしまった、 仕事のトラブルでイライラしていた・・・ などなど。   私も、 コミュニケーションスキルを伝える講師をしていますが、 息子に対しては、 感情的に怒ってしまうことはたまにはあります。 大切なことは、 感情的に怒りをぶつけた後、 お母さん自身が「自己嫌悪」にならないこと! 人間ですから、 感情が動くことがあるのは当然。 たまたま、近くにいた子どもにキツく言ってしまった、 それだけのことです。 「ま、母親といえども、仏様じゃないんだから、こういう時もあるさ」 と、サラッと終わらせればいいと思います。   子どもに対しては、 しつけの一環で「叱る」ことはとても重要ですよね。 やってはいけないことをした時に叱るのは 「子どものため」です。 感情的な怒りをぶつけるのは、 お母さんの「自分のため」です。 この区分けをわかっているだけで、 だいぶ気持ちは違うと思います。   そして、 自分の気持ちがいつでも穏やかになっていけば、 「自分のために感情を激しく吐き出す」 ということ自体が 必要なくなってくるので、 結果として、上手に叱ることができて、 感情的に起こることが減ってくる、 こんな流れになったらいいなあと思っています。 首藤ひろえ  オフィスひびき代表。自己承認度を高める「ネイチャー理論」と 深く心を聴く「聴心力」で、どんな人でも自分らしく幸せな生き方 に導くコーチングを実践。夫と息子の3人家族。広尾町在住。

首藤ひろえ
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