とかち子育て応援ラボ

とかちの子育て世代を応援する!Webマガジン【毎日更新中!】

TOPICS

6913view
6good

 保護者会などの連絡手段として活用されることが増えている、LINEなどのSNS。便利だけど、使い方を間違えるとちょっと面倒くさいことも。入園・入学、進級シーズンのこの時期は、親の集まりの顔ぶれも一新され、新たなグループをつくる機会も増える。せっかくの便利なツールで無用なストレスを生まないよう、お互いに気を付けたいところだ。
(丹羽恭太)
【2019年4月14日付十勝毎日新聞に掲載】


【写真説明】保護者同士の連絡に活用されるLINE

 「役員会の案内などをLINEで回すことがあるが、『既読スルー』が必ず数人いる」。帯広市内の小学校でPTA役員を務めるママ(44)はぼやく。「読んだなら出欠の返事をするなり、せめて『了解です』ぐらいの反応はほしい」

/返答はいらない/

 一方、「『既読』になっていれば伝わっているのだから、返答はいらないのでは」と話すのはこのママの夫(44)。「正直、ピロピロうるさいし、そのたびにスマホをいじって、子どもの話にも生返事をしているのを見るのは、気持ちの良いことではない」という。

/不要な案内控えて/

 市内の幼稚園の保護者会で、クラスごとに連絡用のグループをつくっているというママ(38)は、「必要なこと以外は書き込まないでほしい」と訴える。「親切心なのか、子供連れで行きやすいお店の情報などを書いてくれる人がいる。スルーするわけにもいかず、みんなが『ありがとう!』などと反応するので、かなり煩わしい」と話す。


/既読スルーで沈黙、事務連絡に特化を 記者の体験/

 私も子どもの少年団の保護者同士の連絡にLINEを利用している。練習中止などの連絡が瞬時にできるのでとても便利だ。

 あるとき、翌年度の役員のなり手2名をLINEで募ったところ、笑ってしまうぐらい見事に全員が「既読スルー」。数日間の沈黙に負けた私は、1人のお父さんに個別に打診して当たりを付けておいた上で、2人そろってLINE上で手を挙げるという、まどろっこしい手順を踏むことに。

 後に複数のお母さんから、スルーしていたことを気に病んでいたと聞かされた。保護者LINEは事務連絡に特化し、話し合いが必要なことはきちんと顔を合わせてコミュニケーションを取らなければ、と痛感する出来事だった。

この記事に「good!」と思ったら押してください

6good

このページをシェアして友達に教えよう!
http://tokolabo.jp/tp_detail.php?id=1901

関連トピックス:ニュース

  • 情報投稿ポスト
  • 十勝毎日新聞電子版
  • 帯広葵学園
  • じゃらら

人気記事ランキング

  • 時間
  • 日間
  • 週間
  • 月間
  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 【子育てニュース】保護者同士のLINE、便利?~新学期のSNS利用