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 気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎など、アレルギーの病気が増えてきていて、日本では3人に1人が、何らかのアレルギーを持っているとされています。子供のアレルギー疾患も同様です。アレルギー症状の重症型が「アナフィラキシー」で、命にかかわります。帯広厚生病院小児科主任部長・植竹公明先生の協力で、食物アレルギーやアナフィラキシーについてまとめました。

■特定の物に免疫の働きが過敏に反応して発症
 人は体内にウイルスや細菌が入ると、体外に追い出し体を守ろうとする「免疫」があります。特定の物に免疫の働きが過敏すぎて症状が出てしまうのがアレルギー反応です。例えば、卵を食べると湿疹が出たり、目が腫れるなどです。アレルギー反応を引き起こす物を「アレルゲン」と言います。近年、食物アレルギーは急増していて、以前は見られなかった果物や野菜、魚介類などによる食物アレルギーも報告されています。食物アレルギーの症状は、かゆみやじんましん、湿疹などの皮膚症状、むかむかする、腹痛、嘔吐(おうと)、下痢などの消化器症状、口腔(こうくう)粘膜や喉のかゆい感じがしたり、腫れ、くしゃみ、鼻水、せきやぜんそく、呼吸困難などです。

■命にかかわるアナフィラキシー救急車要請、医療機関で治療を
 アレルギー症状で呼吸器や循環器、または消化器の症状を伴う場合がアナフィラキシーです。特定の食べ物、蜂に刺されるなどの自然毒、天然ゴム、造影剤やワクチンなどの薬剤が原因で引き起こされる全身性の急性アレルギー症状で、命にかかわる危険な症状です。子供では特に食べ物によるアナフィラキシーが多くみられます。典型的な症状は、初期は口内の違和感、吐き気、腹痛、じんましんなどで、中程度になると、喉が詰まった感じがする、胸が苦しい、めまい、嘔吐、ぜーぜーして苦しくなるなどです。症状が強くなると脈が速くなったり、血圧低下、意識障害などが起きます。アナフィラキシーが起きた場合は、救急車を要請し医療機関で早急に治療を始めなければいけません。
 アレルギー症状はアレルゲンを摂取してから、症状が現れるまでの時間によって2タイプに分類されます。2時間以内に症状が出てくる即応型と、それ以降に現れる遅発型です。即応型は注意が必要で、皮膚症状が最も多くみられますが、嘔吐や下痢など消化器症状、呼吸困難など呼吸器症状が起き、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。
 非常にまれな疾患ですが、特定の食べ物と運動の組み合わせで、じんましんから始まり、ショック状態(呼吸困難、血圧低下や意識障害など命にかかわる危険な状態)にいたる「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」という症状もあります。特定の物を食べるだけでは症状は出ませんが、その物を食べた後に激しい運動をした場合に発症するので注意が必要です。

■原因の食物除去が基本 医師と十分に相談して治療
 食物アレルギーの治療は、原因となっている食物の除去が基本となりますが、医師と十分に打ち合わせることが重要です。成長に必要な栄養が不足してしまうこともあり、代替となる食物を使うなど栄養のバランスをとることも必要です。卵や牛乳にアレルギーがあると診断された乳児のうち、3歳までに3人に2人が、12歳までに10人に9人が良くなり、食事制限を必要としなくなったという報告もあります。食物アレルギーは、子供の成長とともに良くなっていくことが多いので、医師としっかり相談して治療を進めていくことが必要です。

取材協力=帯広厚生病院小児科主任部長:植竹公明先生
この特集記事は十勝の生活応援マガジン「Chai」に掲載された「Chai子供の健康」を再編集したものです。

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