【スタッフ日記】子供からの“お手紙”

植木（26）更新／2016.05.04

スタッフ日記

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　みなさんは、子供からの“プレゼント”、どうしていますか？

　ＧＷに、家の２階の納戸を片づけました。主に子供が使わなくなったものを入れていたので「捨てる」対象が多いとにらんでのこと。終わった後のすっきり感を求めて取り組んだのですが、つい懐かしい品に目が…。

　その中でも時間を忘れてみていたのは娘からの「お手紙」。便箋に封筒、などというちゃんとしたものではなく、メモ帳やチラシの裏、お絵かき帳の一部、折り紙の裏など、いろいろな紙に、多様なペンを駆使して。「パパありがとう」「おしごとがんばってね」「はやくかえってきてね」「つくったのでこんどみてね」など数々の伝言や、絵だけの謎のメッセージ、「肩たたき券とその説明」といった少し凝ったものもありました。

　１つ１つ場面は覚えていませんが、話したいことがたくさんあったんだな、と改めて思うと同時に、その瞬間に聞いてあげられなかったんだ、とある種のせつなさも。帰宅すると、居間のテーブルに、たまに娘からのメモ紙が置いてあり、学年が上がるごとに「明日の朝、聞くから、考えておいてね」などと、“宿題”も出されたりしました。

　印象深いものの１つが、娘からもらった「しんぶん大賞　ゆうしょう」という表彰状。選挙前哨戦など休みでもまとまった時間を遊んであげられなかった時にくれた、A４の紙に書いた「作品」でした。新聞記者という仕事を娘がなんとなく理解し、いない不満ではなく認める言葉がでてきたことに、成長の跡を見たような気がしたものでした。

　ただ今、やや反抗期に入った感じの中１の娘は「全部ゴミ。捨てて」とにべもない態度でいってきましたが、「俺がもらったんだから。ちゃんと片付けておく」と一蹴しました。娘に甘い父親ですが、こればっかりは聞けません。他人から見た価値はないけれど、でもおそらくは僕だけしかもらえない、大事で価値のあるプレゼントですから。