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 みなさんは子供の頃、親にプレゼントしたもの、覚えていますか?

 今日12月28日は、僕の母の誕生日。その際、いつも思い出すのは、小学2年生の時、初めて自分のお小遣いを貯めて、母親に内緒でスーパーに行って買った黄色いラベルのクリープ。毎日コーヒーを飲んでいる母を見ていて、子供の頭で、使ってくれるもので買える範囲のものを一生懸命考えたんだと思います。

 今思うと、包装もせず、茶色の袋に入れたまま渡すという、洒落っ気もなにもないものを、よく喜んで受け取ってくれたなあと、恥ずかしく照れくさい気持ちになります。

 先日、料理研究家の辰巳芳子さんの講演を聞く機会があり、そこで印象に残った言葉は「真心の込め方」でした。相手の気持ちや立場になって、相手が望むことを考え、それ以上に取り組む。思いやり、もてなしなどを最上のものにすることだと思います。

 今の子供たちは、要領が良かったり、ネットやゲームの関係で「リアル」が足りなかったり‥。学校を訪れると、すれ違いざまに元気にあいさつをするけれど、どこか機械的だったり。コンビニアルバイトの学生も、表情と言葉があっていない人が多いと思うのは、僕の気のせいでしょうか?

 母は、受け取るとすぐにコーヒーを入れて、そのクリープを僕の前で開け、「おいしい」といって飲んでくれました。空の瓶もしばらく取ってありました。

 もらって嬉しいのはその通りだと思います。でもプレゼントした僕の方が「嬉しかったな」と、ずっと記憶に残っているのは、母が真心の込め方が自然で、かつ一枚も二枚も上手だったからなのかと、ちょっぴり悔しく、同時にこんな気持ちをわが子にも残せるような大人になりたいなあと思う今日この頃です。

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