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◇ ◇ ◇ ◇ ◇

学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。

今回は音更にある柳町認定子ども園の奥田茉緒(おくだ・まお)先生です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

Q.先生のお仕事について教えてください。
 柳町認定子ども園では0歳から5歳までの子ども達が過ごしていて、私は3歳児クラスを担当しています。柳町認定こども園に務めて今年で3年目になります。

 1年目の時も3歳児を担当していて、去年1歳を担当した後また3歳に戻ってきました。
1年目はベテランの先生からたくさんの事を学ばせてもらいましたが、今年は自分がまとめなきゃと思い、(ベテランの)先生はどうやっていたかなと思い出しながら日々試行錯誤しています。すごく大変で、やっと11月になったなぁという感じです。

 子ども達はそれぞれに登園して、9時にクラスごとに分かれます。クラス活動では、例えば9日(きゅうにち)じゃなくて9日(ここのか)と読むだとか、数字の読み方を学んだりもします。教えると言うより遊びの中で覚えていくように促して、「鳥が1羽いるね」という風に実生活の中で覚えられるようにしていきます。春はまだ自分の世界だけで過ごしていた子ども達が、日々の生活や行事等を通して、周りのお友達を意識する姿が見られるようになりました。お友達と遊びを共有して展開していく姿を見て、成長を感じています。

Q.工夫していることや壁にぶつかることはありますか?
 こっちを見てもらおうと思ったとき、「こっち向いて」と言っても子ども達は見てくれないので、例えば「先生とおめめが合うのは、どのめがねさんかな?」とか工夫した声を掛けて注意を集めています。他の先生のまねをしながらいろいろと挑戦中ですね。

 反省することも多くて、「あのときの声がけは良くなかったかな」「もうちょっと、こうしてあげたら良かったかな」という気付きは毎日です。話し方にしても、私の方に目を向ける話し方ももっと工夫ができたんじゃないかと考えます。

 3年目なのでもう新人は名乗れないと思って取り組んんでいますね。もっと若かったら新人なのかもしれませんが、短大に行く前に社会人を一度経験しているので、誰かに言われるわけではなく、自分の中でそう思っています。

Q.どうして会社を辞めて保育士を目指したのですか?
 高校を卒業してから5年間は一般の会社で事務を務めていましが、小さい頃からずっと将来の夢は保育士でした。ただ、「周りに流されやすい」という自分の性格を考えてあえて一度就職することを選びました。

 高校からそのまま短大に進んでいたら、友達と遊びたい気持ちが強くてきっと勉強をおろそかにしていたと思います。本当は授業とか最前列で受けたい派の人間なのですが、仲の良い友達が後ろの方にいたら私も後ろに行っちゃいそうで……。でも一度社会人を経験したためか遊びたいとも思わず、勉強しないわけにもいかないので、結果的に良かったと思っています。

Q.より学びを得るために一度就職したのですね。保育士を目指したきっかけを教えてください。
 私が保育園児だった頃に本当にすてきな先生がいて、気づいた頃にはそんな先生になりたいと思っていました。その先生のことが本当に大好きで、卒園して小学校に行ってからも寂しくなって、友達を連れてよく遊びに行っていました。

 どこが好きだったかと聞かれると難しいですが、無限の愛で接してくれたような記憶があります。きっとその先生との出会いがあったからこそ今の私がいるんだと思います。自分の経験からも、幼少期に接する大人ってすごく重要だと思っています。こんな風に思ってもらえるような先生になりたいです。

Q.想像とのギャップはありましたか?
 当たり前かも知れませんが、子ども達を見ている先生たちの裏にはしっかりとした計画があって、運動会や発表会の計画などは思っていたよりずっと前から練られているということは現場に来てはじめて分かったことです。その場その場で対応しているのではなく、成長を予測して季節ごとのカリキュラムが組まれていて少し衝撃を受けました。

 前の仕事と比べるとかなり大変ですが、やっぱり毎日楽しいです。「先生大好き」なんて言われると、何にも勝るというか、どんなに疲れていても頑張れます。子どもは正直ですから、はっきり言ってくれるんです。逆にはっきりと「嫌い」って言われると相当落ち込みますが、「私は好きだよ」って返しています。


Q.お仕事は大変だと思いますが、どうリフレッシュしていますか?
 仕事と趣味をきっぱりと分けるようにしています。私は温泉やサウナが好きなので、休みの日は温泉に入ることが多く、友達とちょっと遠くの温泉まで行ったりもしています。休みの日にしっかりリラックスすることで、仕事も頑張れます。

Q.これから保育士を目指す人にアドバイスをお願いします。
 体力的には若い方が良いのかもしれませんが、勉強したいという気持ちさえあれば私は何歳からでも目指して良いと思っています。「やりたい」って気持ちは若さにも勝ります。

 私も社会人を経験してから保育の勉強をしましたが、もう一度勉強し直したいと思うことがまだまだあって、もっと専門的な勉強ができればと思っています。例えば、絵本にも専門の資格があるんです。2歳くらいまでの子どもに読ませる絵本は顔がすべて正面を向いているのですが、横顔だとまだ顔だと理解できなくて、そういったことを踏まえて年齢に合った本を選書するような面白い資格です。

 だから、何歳になっても大丈夫、遅くないと伝えたいです。

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