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 十勝もいよいよ夏本番。暑い日が続き、屋外に出る機会も増える中、熱中症や虫刺されなどの心配も出てくる。この時期に起こりがちな乳幼児の皮膚トラブルの対策や、急な発熱などへの対処方法を、帯広市市民福祉部健康保険室保健師の金田知砂さんと中山宣子さんに聞いた。
【2021年07月28日付十勝毎日新聞に掲載】



【写真説明】帯広市の子育てガイドブックを手に、暑い季節の肌トラブル対策を呼び掛ける(左から)中山さんと金田さん

/汗拭き清潔に保つ/

 暑さが増すこれからの時期、乳幼児は特に肌トラブルが増えます。汗を多くかいた後、放置しておくと「あせも」などの皮膚トラブルを引き起こす場合があります。あせもは大量の汗をかいたことで汗腺が詰まり、皮膚内に汗がたまって生じる皮膚トラブルの一つ。対策は汗を拭き取ること、流すこと。小まめに肌着を替えたり、シャワーを浴びるなど清潔に保つことが大切です。

 あせもをそのまま放置し、かゆみでかきむしってしまうと、皮膚にできた傷に細菌が入り、感染する「とびひ」にも注意しましょう。とびひは皮膚にかゆみや水膨れなどができる病気で、水疱(すいほう)はかぶれやすく、ただれ、かさぶたになり、あちこちにうつっていく。この予防も清潔に保つことが第一です。

/虫刺されの予防を/

 屋外で過ごすことが多い時期、虫刺されも要注意です。予防するには、虫を寄せ付けないようにすること。草木が多い場所では、肌の露出を抑え、市販の虫よけ剤などを使用するのも効果的です。刺されてしまった場合は、タオルや保冷剤などで冷やすとよいでしょう。ひどくなる場合は早めに皮膚科の受診を。

 熱中症対策では、喉が渇く前に水分補給し、冷たい飲み物より常温のものを少しずつ飲んでほしい。涼しい場所に移動し、服を緩めるなど、体を冷やしましょう。短時間でも車内に乳幼児を残すことは厳禁です。

/急な発熱も慌てず/

 急な発熱は、慌てず様子を観察しましょう。チェック項目としては

・水分、食事が取れているか
・尿は出ているか
・睡眠を取れているか
・苦しそうな呼吸をしていないか
・機嫌が悪くないか

などで、熱の高低に関係なくぐったりしていたり、嘔吐(おうと)やけいれんがある場合は夜間でも病院で受診を。自宅で様子を見る場合、衣類や寝具は、顔が青白く寒気がしていたら保温、逆に熱が高く、赤い顔であれば少し薄着にしましょう。汗をかいたら、小まめに取り替えるのもよいですね。

 少しでも気になることなどがあれば、気軽に相談を。問い合わせは市民福祉部健康保険室(0155・25・9722)へ。

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