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【子育てニュース】ズコーシャ(帯広)に経産省表彰「多様な働き方」企業100選 子ども看護、介護休暇充実で 女性の離職減少 道内唯一選定  

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 総合コンサルタント業のズコーシャ(帯広市、高橋宣之社長)が、経済産業省の「2020年度新・ダイバーシティ経営企業100選」に道内で唯一選ばれた。多様な働き方を実践する企業を表彰するもので、同社は「子ども看護休暇」の実施や介護休暇の充実などが評価された。
【2021年4月6日付十勝毎日新聞に掲載】


【写真説明】ダイバーシティ経営企業100選の表彰状やトロフィーを持つ(右から)小森部長、関本会長、松原さん


 同社は2017年にフレックスタイム制などを試験的に導入し、19年から本格実施している。子ども看護休暇は通常の有休とは別に15日間の有休を付与、1時間単位で取得できるようにした。子どもの体調不良時に、病院に連れて行く時間だけ休むなど柔軟な対応ができるようになった。介護休暇も有給化した。

 社員の健康維持に向けては健康セミナーを開催。フィットネスクラブと法人契約を結んで、社員の健康増進に活用している。能力開発制度や、新入社員の定着に向けたトレーナー制度も取り入れている。

 同社には道外出身者が多数在籍。出産や子育ての際は近くに頼れる人がいなかったり、介護する近親者が遠方に居住していたりするケースが多く、安心して働き続けるための環境整備が求められていた。

 これらの取り組みが功を奏し、女性技術者の離職は減少。4年前に18人だった女性技術者は30人にまで増加した。総務部総務課主任の松原亜衣子さんは「男性の育休取得者も増加し、家庭と仕事を両立する意識が浸透した」と強調、総務部の小森利通部長は「新卒の応募(履歴書提出数)は以前より1・5倍になった」と語る。

 また働き方改革と社員間のコミュニケーションの促進により、時間外労働も10%削減。社内制度についての社員アンケートでは、9割が「満足」「使いやすい」と評価している。

 関本裕至会長は「働きやすい環境を提供し、地域に元気な社員を定着させるという取り組みが認められてうれしい。今後も変動化社会に対応する環境づくりを目指す」と話している。

 経産省は12年度に「ダイバーシティ経営企業100選」を選定。15年度から重点テーマを設定した「新・ダイバーシティ経営企業100選」に移行、268社を選定している。事業は20年度で終了した。

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