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 親が子どもに「しつけ」としてたたくなどの体罰(たいばつ)をすることが、4月から法律で禁止されます。

 「児童虐待防止法(じどうぎゃくたいぼうしほう)」という法律が改正されます。2019年1月に千葉県で、小学4年の女の子が家庭内で「しつけ」として虐待を受け、なくなった事件がきっかけとなりました。

 法律では、親や養育者(よういくしゃ)(子どもを育てる人)がしつけのときに体罰をくわえることを禁止します。なぐる、たたく、けるだけでなく、「夕ご飯をあたえない」「長い時間正座(せいざ)させる」なども体罰になります。

 ただ大人に対する調査(ちょうさ)では、日本では「子どものしつけに体罰は必要」と考える人が6割いるとされます。国は「体罰に対する意識を一人ひとりが変え、社会全体で子育てをする必要がある」と呼びかけています。

 子どもの相談や保護(ほご)を行う児童相談所(じどうそうだんしょ)は、電話番号「189」で無料で相談を受けています。

【2020年3月27日付十勝毎日新聞に掲載】

【写真説明】虐待防止ダイヤル「189」(厚労省HPより)

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