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 子どもが傷つくという理由で、運動会の徒競走をやめることがブームになったことがあります。また、中学校ではテストの点数の順位などは、積極的に知らせません。しかし、世の中には、現実として競争社会が存在しています。

 身近なところでは、高校入試があります。高校の定員が決まっている限り、合格者と不合格者が出ます。子どもが傷つくという理由で、高校入試はなくなりません。

 負けるのがかわいそうとか、何でも一番になれるように手助けしたいなどと考える親がいます。それはそれで、決して悪いことではありません。しかし、度が過ぎてしまっては、子どものためになりません。

 子どもには幼いときから「負ける練習」も必要です。自分の周りには、走るのが速かったり、勉強ができたりする友だちがたくさんいるという現実を知ることは大事です。親は、たとえ一番になれなくても頑張ることに価値があるということを子どもに教えるべきです。

 負ける体験や負ける練習を通して、現実の社会を知り、子どもは強くたくましくなっていきます。

◆◆◆◆◆
2019年に十勝毎日新聞で連載した上士幌町教育委員会の笹木卓三教育専門員による寄稿企画「子育てを考える」(全15回)です。

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