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 新型コロナウイルスの感染拡大で、子どもに無料か安価で食事を提供する「子ども食堂」の休止が相次いでいる。政府が小中高校の休校を要請し、子育て世帯を救う場が揺らぐ中、運営者から「今こそやるべきだ」との声が上がっている。
【2020年03月03日付十勝毎日新聞に掲載】

 「こんなときだからこそ、子どもの居場所が必要だ」。毎週木曜日に約20人の子どもが集まる大阪市阿倍野区の「ときわこども食堂」の大鳥真寛代表は「休校で親は子どもの預け場所に困る。できるだけ続けたい」と意気込んだ。小学2年の娘を預けているパートの30代女性は「食堂がなくなったら仕事を早く切り上げないといけない」と不安げに話した。
【写真説明】「ときわこども食堂」で夕飯を食べる小学生たち(2月、大阪市)

 NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」(東京都渋谷区)によると、政府の休校要請後、子ども食堂の休止に拍車が掛かっている。「子どもらの生活基盤になっている食堂もあり、影響は計り知れない」という。

 一方、悩みながら続ける食堂もある。東京都板橋区の「まいにち子ども食堂高島平」は、2年前から年中無休で3食を午前7時~午後8時に提供。毎日、保育園児や小学校低学年の児童ら十数人が集まっている。運営するNPO法人の六郷伸司理事長は「来ている人が発症すれば考えるが、ギリギリまでやる。休むとしても、食事を持ち帰ってもらいたい」と支援継続の構えだ。

 「むすびえ」の湯浅誠理事長は「子ども食堂は自発性と多様性が生命線。それぞれの食堂があらゆる方法を模索し、実情に合わせ判断をしており、全ての判断を尊重する」と話した。

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