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 【札幌】コープさっぽろ(札幌、大見英明理事長)は20日、第1子を出産予定の妊婦にベビーケアグッズやベビー服などが入った「ファーストチャイルドボックス」を贈る事業を始めた。フィンランドの取り組みを参考にしたもので、道内では初めて。
(安藤有紀)
【2018年4月20日付十勝毎日新聞より】


【写真説明】子育て支援の取り組みを発表する大見理事長(右)

 コープさっぽろの子育て支援の一環で、北海道命名150年記念企画として実施。フィンランドでは80年前から、同様の育児グッズを母親に配布する「母親手当」を実施しており、道内でも取り入れたいとフィンランド大使館に相談し実現した。

 第1子を出産予定のコープさっぽろ組合員が対象。ボックスには、フィンランドの企業がデザインしたベビー服、おくるみ、おむつなど、生後8カ月ごろまでの赤ちゃんや母親が使える24点が入っている。年間1万5000セットの配布を予定。希望者はコープさっぽろのホームページから申し込む。申し込みには母子手帳の写真添付が必要。

 記者会見した大見理事長は「道の人口減少に歯止めをかけるために何ができるのかと考えた。道内で新たにお子さんを持つ世帯への一つの支援として、社会貢献できれば」とあいさつした。

 フィンランド大使館のマルクス・コッコ報道文化担当参事官は「ボックスは新生児と家族への社会からの贈り物。北海道でも新生児を迎える家庭が幸せな時間を過ごせるよう願っている」と語った。

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