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 連勝記録を更新し続ける最年少プロ棋士・藤井聡太四段(14)の活躍を受け、十勝でも子どもたちの間で将棋熱が高まっている。勝利をつかむためには相手の手を読みながら戦術を組み立てていく論理的思考が必要で、愛好家は娯楽としてだけでなく、子どもの能力を伸ばす効果を指摘している。
(長谷川正人)

【2017年6月25日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。




【写真説明】藤井四段を目指し、将棋を指す小学生(10日、帯広市内で)



 「考えることは難しいことではないことを将棋から学んだ」。
カルチャー教室「かちまいアカデミー」(長崎屋帯広店4階)で、
子ども向け将棋教室の講師を務める佐野宣慶さん(39)=日本将棋連盟十勝支部=はこう語る。
自身も8歳ごろから打ち込み、
子ども時代に将棋に親しんできた影響を実感している。

 将棋をわが子に教える際、
漢字で書かれた駒やその複雑な動き方が難しく感じられるかもしれない。
そこでお薦めなのが、
駒の少ない子ども向けの将棋や、
パズル感覚で楽しめる詰め将棋がある。
子どもの年齢や個性に合わせて、遊び方も豊富だ。

 本将棋でもテレビで見るような、
プロ棋士たちの長時間に及ぶ対局と違い、
駒の動かし方を覚えたての子どもたちの対局は、
1局5分程度で決着がついてしまうケースが多い。
それでも対局を重ねていくうちに、
負けた悔しさをバネにしながら勝つ方法を見つけようと、
よりよい一手を見つけ出そうと将棋の戦術の奥深さに目を向けるようになっていくという。

 勉強とは違って将棋では、
楽しみながら、勝つために自然と相手の動きを読み、
戦術を駆使しながら考える姿勢を身に付けていくようになる。
また、一手先を見据えながら論理的に戦術を組み立てる将棋の特徴は、
スポーツなどさまざまな場面でも生かされている。
プロのサッカー選手の間でもイメージトレーニングとして将棋を取り入れる事例もあるそうだ。

 カルチャー教室では将棋の勝ち負けにこだわるだけでなく、
対局の前後には
「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と礼儀も欠かさない。
テレビゲームやスマホでは味わえない、
盤を挟んでの対戦も醍醐味(だいごみ)の一つ。
まずは気軽に始めてみては。

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