子どもの日に思うこと…

保前明美（33）更新／2016.05.14

5674view

32good

　私たちが緑丘小学校で放課後居場所広場「みどりっこクラブ」を始めてから10年目になろうとしている。よくぞ、ここまで続けてこられたものだと、我ながら感心する。そして私とずっと一緒に頑張って来てくれた仲間たちに、心から感謝している。

　私たちは、みんな子育てを経験してきた親であり、PTA役員として、学校の行事や活動を支援してきた仲間でもある。みんな我が子だけでなく、我が子以外の子どもたちも、安心に安全に学校生活を送れるようにと願い、毎日楽しく通学出来ることを祈って、頑張って来た保護者ばかりだ。

　　仕事を持たない主婦の集まりではない。みんな、働きながら子育てし、やりくりしながら、PTA活動やら居場所広場やらのボランティアを続けてきた貴重な仲間である。私は、この仲間が大好きで、私が掲げる「全ての子ども達が笑顔で通える学校作り」に共感してくれてボランティアに協力してくれている。

　　それは、我が子たちが卒業し、学校のPTA役員を外れた今も尚、変わらない。

　　PTA現役の時は、役員として私に力を貸してほしい。PTAを卒業した後は、地域の人間として地域の子どもたちを一緒に育てよう！そう言って仲間を引き止めている。仲間のみんな、理解してくれているから、ずっと活動を続けてこられた。

　　みんな、みどりっこクラブに通ってくる子どもたちが可愛い。子どもたちと関わることが楽しい。私たちは、そんな大人の集団だ。

　　こどもの日に、お父さん、お母さんに手を引かれて動物園に遊びに来ている子どもたち…しかし、世の中、そんな子ども達ばかりではない。私は、子どもの日に寂しい思いをしている子どものことを想う…そんなお節介なおじさん、おばさんたちが、世の中に居てもいいんじゃないかと思うのだ。