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「プール熱」や「流行性角結膜炎」。聞いたことありませんか? これは「アデノウイルス」による感染症の一種です。アデノウイルスは約50種類の血清型があり、ウイルスの型によって症状は異なりますが、高熱が続いたり、扁桃腺が腫れて膿が出る、結膜炎になるなどの症状があります。帯広厚生病院小児科主任部長・植竹公明先生の協力で、アデノウイルスについてまとめました。

■乳幼児や学童期に多く「プール熱」や「はやり目」に
 アデノウイルスは、鼻や喉から入って、扁桃腺や気道に感染するウイルスです。感染経路は、唾液など飛沫(ひまつ)、涙や鼻汁など分泌物との接触、便中に長期に渡ってウイルスが排出されることによる糞口感染です。年間を通じて感染が見られますが、初夏・夏に比較的多いです。乳幼児や学童期の子供に多くみられますが、大人が感染、発症することもあります。
 潜伏期間は5~7日間で、アデノウイルス感染症の中でも多く見られる「咽頭結膜熱」(プール熱)の症状は、39℃前後の高熱が6~8日続きます。扁桃腺が腫れて白いコケのような滲出(しんしゅつ)物が付着してたり、結膜炎になります。咽頭痛やリンパ節の腫れ、胃腸炎を伴うこともあります。症状が強く出るため元気がなくなってしまうことが多いです。のどの腫れを伴う炎症は3~5日間程度、完全に痛みがなくなるまでは1週間程度かかるケースもあります。
 「流行性角結膜炎」(はやり目)の場合、目の充血や目やに、目の痛みなどがあり、耳前リンパ節の腫れを伴います。「咽頭結膜熱」や「流行性角結膜炎」のほか、重症化しやすい肺炎になるウイルスのタイプもあります。

■抗ウイルス剤はなく対症療法が中心
 診断は、鼻から細い綿棒を入れて鼻汁を採取したり、扁桃腺炎がある場合は喉から調べます。アデノウイルスに対する抗ウイルス剤はなく、治療は、喉の炎症を抑えたり、結膜炎に対する点眼治療、解熱剤の投与など症状に対する治療が中心です。高熱が続くため脱水症状を起こすこともあり、水分をこまめに取ることが大切です。喉を痛がることが多く、口当たり、喉越しの良い食事が良いでしょう。
 解熱剤を使っても水分摂取できない、下痢や嘔吐、せきがひどい、意識がもうろうとしていたり、けいれんを起こしたなどの場合は入院が必要なこともあります。

■症状が治まっても二次感染に注意を
 感染力が強いウイルスで、学校や保育所は、主な症状が48時間以上、治まった状態が続くまで休まないといけません。家庭では、家族間でのタオルや食器の供用を避けましょう。唾液や鼻水、涙を介して感染するので注意しましょう。
 症状が治まっても体の中にアデノウイルスは残っており、二次感染を予防するためにもプールで泳いだりするのは当分の間控え、便には長期間、ウイルスが排出されるので、トイレの後の手洗い・消毒をしっかりと行い、おむつ交換のときは注意し、終わった後の手洗い・消毒をすると良いでしょう。

取材協力=帯広厚生病院小児科主任部長:植竹公明先生
この特集記事は十勝の生活応援マガジン「Chai」に掲載された「Chai子供の健康」を再編集したものです。

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