寄付できないあなたへ

井田芙美子（23）更新／2016.04.24

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熊本の震災について、胸が締め付けられる思いで毎日の報道を見ています。

　数日間は何もできずにいましたが、今の自分にできることをと、信頼できる方に支援金を振り込み、初めてのふるさと納税を行い、チャリティツアーを計画しました。たまたま自宅にあった熊本県産の紅茶もお金に換えて、現地に送ります。

　でも、子育て真っ最中の今、何かしたいと思っても行動に移せないことを心苦しく思っている方も多いのではと思っています。私も、そうだったからです。

　東日本大震災の時は、子どもが2才と4才。育児休業中だったので、自分の収入もなく、家事育児で毎日が精いっぱいの状況。恥ずかしながら、結局まとまった寄付をすることもできなかったし、具体的な行動もほとんどできませんでした。支援に動く人たちのSNSの投稿を、どこか後ろめたい気持ちでシェアしていたことを思い出します。

　それから5年。精いっぱい生きてきて、子育ても、お金も、少しだけ余裕ができました。そうしたら、自然と行動に移すことができたのです。だから、無理をする必要はないと思っています。

　できるだけ、熊本・九州産のものを食べる、我が家の防災を見直すなど、できることから取り組めば充分。自分が成長していけば、いつか支援のレベルもアップすることでしょう。今は焦らずに、自分で自分の家族を守ることを大切にして下さいね^^

　私は、家庭が少しだけ安定したので、さらに世の為になれる自分であれるよう、努力し続けたいと思っています。