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 晩婚化が進み、「アラフォーママ」が注目されているが、10代や20代早々に母親になるママたちも日々育児に奮闘している。若さ故の苦労や悩み、そして喜びもある。十勝管内の「若ママ」たちに話を聞いた。

しつけ、家計も悩み

 看護師として働くAさん(24)=帯広=は2歳男児を持つシングルマザー。病院に就職後、半年足らずで妊娠が分かり切迫流産のため退職、出産に臨んだ。「同級生らが楽しく遊んだり、ブランドバッグなどを持っておしゃれする姿を見ると、慣れない育児を一人で担わなければならないストレスもあり、気持ちが沈む」と打ち明ける。

 現在、実家近くのアパートで子どもと暮らし、病院のパート勤務で、収入が安定しないのも悩みだ。「子どもの洋服はお下がりばかり。将来のため、学資保険も掛けており、家計はぎりぎり」とも話す。

 パパが若い場合は、シングルと同様、収入面の悩みを打ち明けるママも多かった。夫が年下という3歳と1歳のママBさん(26)=同=も「とにかく家計が苦しい。周囲が旅行に行ったという話を聞くとうらやましい。早く私も働いて子どもたちに、いい思い出をつくってあげたい」とする。

 しつけなどの面で周囲の目を気にしたり、育児への不安も大きいようだ。4人のママCさん(37)=同=は、一番上の長男を高校生で妊娠、卒業後、未婚で出産した経験を持つ。「子どもが子どもを産んだ感じ。参観日のとき、教室に入ると、周りの保護者がざわついた」と振り返り、「何か子どもが乱暴したりすると『お母さん若いから』と言われるのがいやだった」とも述べる。

 21歳で出産したDさん(29)=上士幌=は「最初は分からない事だらけ。夜泣きに苦しめられ熟睡できずに悩んだ」と説明する。

子どもが早く自立「自分の時間できる」

 一方、Aさんは「『若いのにえらいね』と言われると、いろいろ我慢している分、認められた感じがして、うれしかった。若い分、分からないことは分からないと素直に聞ける」と強調。「しつけがうまくできないとき、暗い顔をしている私に『ママなおれ』と癒やしてくれる息子の笑顔も支え」と話してくれた。このように、周囲の優しさや子どもの存在が育児の支えになっているという意見も聞かれた。

 また、中3、中1、小4の子を持つEさん(37)=中札内=は「シングルなのでキャッチボールなど父親の役割も担ってきた。今は育児も少し楽になり英会話の勉強をしている。早く産んだ分、子どもも早く自立するので、海外旅行に行くなど若いときにできなかったことを楽しむつもり」と笑顔だった。




若ママ 楽しく交流~「限定サークル」人気
 帯広市地域子育てセンターあじさい(東9南19)には、若ママ限定で集まるサークル「金ママ」があり、人気を集めている。

 学生時代に親になったママから「友達がほしい」と相談されたのがきっかけといい、2010年に活動を開始した。活動日は金曜が多かったため「金ママ」と命名。月1回ママの代表らが活動内容を決め集まっている。

 「子育て支援センターは子どもの月齢に合わせて活動するのが主流だが、ママたちに視点を当てたサークル活動は珍しい」と話すのは、発足当初からサークルを見守ってきた同センター職員の山崎政子さん。

 「残念な夫(の行動)」「家族のルール」「得したこと、損したこと」など、毎回メンバーでテーマを決めて懇談している。

 センター内には、40歳前後のママサークル「アラフォーママ」もあり、年数回互いに交流もしている。多いときで20組以上の参加もあり、とてもにぎやかだ。

 山崎さんは「若いお母さんたちはとても頑張っている。子どもの年齢が親の年齢。若いからこそできる関わりも多い。子育てを楽しんで」とエールを送る。

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